実は昨年観ていました。テレビというものをほとんど観ない私は、主演の浜辺美波を本作で初めて知りました。
さて「約ネバ」です。この世界観に圧倒されました。原作が漫画である場合、どうしても世界は作り物のように見えてしまうのですが本作に関しては実によく作り込まれており、「あるある、こういう世界きっと」と思えるものでした。それだけに怖さも増すのですが。
なぜか親のいない子どもたちが集められた孤児院が舞台。ところが里親が見つかったためにここを出ることになったと思われる子どもが出口の扉を通った先に待っていたものは…
ここにいるのは、「食用児」なのです。これは予告編でもわかるので書いてしまいます。食用に供される子供たち…幼子のいる親としては、衝撃が走ります。
とにかく、世界観がすごかった映画です。
一つあるとすれば、ディテールで辻褄が合わないところを発見できてしまいました。ただ、それをも覆う世界観でした。
そして、三田佳子を見たのは「カンガルーの西濃♪」以来でした。