コロナ下での野球を考えてみる | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

2021年シーズンは果たして行われるのでしょうか。

この問いに背を背けたくもなる人もいるかと思いますが、「まぁやるんじゃないの?」と私は思えないので、いろいろ考えてしまいます。

 

もっと、大局的に考えてみます。現実の2019年までのプロ野球の行われ方をひとまず脇に置いてみて。

 

そもそも、野球場に人を入れすぎだったのではないでしょうか。2020年のソーシャルディスタンス有観客開催。チケットはもちろん割高ではありましたが、けっこう快適ではなかったですか?

応援歌のないスタジアム。そりゃ寂しいものでしたが、なくても野球が見られればよいと思った人もいたのではないでしょうか。ジェット風船も「まあなくてもいいかな?」と思いました(これの復活は絶対にないでしょうね)。

 

感染症。たまたまコロナだったかもしれません。いろいろな細菌は世にあり、もしかしたら日々いろんな細菌が生まれているのかもしれません。「かもしれません」というのは、科学で分かっていることはきっと森羅万象のわずかであろうという前提で言っています。「科学万能」は、自然への冒瀆という考え方もあります。そりゃ知らないことはいっぱいあるだろうさ精神で考えます。そう考えると「たまたまコロナ」であって、もしかしたら違う感染症に出くわす可能性だって十分にあるのです。

 

さて2021年。どうなるのでしょうか。

上記のソーシャルディスタンス。もしかしたらまた無観客もあるかもしれません。そうなれば球団の経営も厳しくなるでしょう。もし有観客にするとしても球場目いっぱいに観客が詰めて座るというスタイルは果たして正しいのか。ワクチンができたらOKなのでしょうか。ソーシャルディスタンス前提で考えると、今「野球にかかるお金・経費」については再考する必要がありそうです。

選手の年俸はこれでいいのか?

12球団は必須か?

 

現地観戦というこだわりはどうなのか?

「遠征」って正気?

 

もちろん「臨場感」が魅力です。ただ、もしかしたらそれは「『臨場感』縛り」に遭っていないだろうか。

 

私、2030年のプロ野球が今のままのスタイルで続くとは思えないんですよね。すっごく悲観論者のように見えて嫌なのですが、今の当たり前を脇に置いてみると、「新しい野球観戦スタイル」「新しい野球経営スタイル」「新しい野球プレースタイル」がもしかしたら生まれるのではないかと思います。

 

もしかしたら「野球」というコンテンツを死守するためには何をすべきで何をすべきでなくて何を始めて何をやめたらいいかを考えたほうがいいのかもしれません。