開幕延期が決定したプロ野球ですけれども、昨日の「新型コロナウイルス対策連絡会議」において、応援スタイルやプレーヤーのリスク度が検討されたとのことです。開幕は「最短でも4月10日以降」とされていますが、何とか開催しようと、各方面の方々が努めてくれています。これは、ありがたいことです。したがって私たちファンは、その検討については目をきちんと通すべきではないかと思うのです。
それによると、今までスタンドで繰り広げられた応援は、ほぼアウトです。ジェット風船や指笛は論外で、メガホン応援なども「自ずと大きな歓声になる」とのことで「リスク高」とされています。そして集団で同じ動き…"We are!"やスクワット応援もリスクのある応援となってしまっています。したがって、これまでにはない観戦スタイルが求められることになるでしょうね。
我が家では「おとなしく静かに野球を観る」練習を始めています(笑)。ただ、妻曰く「間違いなく、寝ちゃう」とのことでした…。プレーで「血湧き肉踊」っちゃうのがファンの性(さが)ゆえ、なかなか難しいです。中には「それではつまんないから行かない」という人もいるかもしれません。しかし、グラウンドでは選手がプレーしているのです。その姿を観に、野球場へ足を運びたいと思います。
一方、プレーヤーにとっても心配事があります。ファンが客席にいるにも関わらずそこから声援は湧かない。ホームランを打っても「集団サイレントトリートメント」なのです。想像しづらいのですけれども、ちょっと無気味かもしれません。
特に心配なのは、山崎康晃投手、松田宣浩選手、そして山川穂高選手です。
まず山崎康投手ですが、登板時の「ヤスアキジャンプ」がないのはかなり堪えるのではないかと思われます。彼、かなりこれをモチベーションにしているのではないかと思うのです。
そして松田選手と山川選手。「熱男ー」や「どすこい」もサイレントを余儀なくされるかもしれないという見方もあるかもしれません。敵チーム選手とはいえ、やはり万全であってほしいのです。
とまあ、こうは書いたものの、全て「開催すれぱ」の話です。冒頭に書いたように、「終息」は見えません。何の根拠もなく「終息」となればそれはもう「政治的意図」以外の何物でもないでしょう。それがあればプロ野球は開幕なのかもしれませんが、それもなんだかな、という感じです。
昨日、WHOから「パンデミック」という表現がなされました。「感染経路を見つけ、適切に隔離すること」が大事であるとのこと。
そうでしょう。
「積極的に検査」すべしという発言もありました。
そうでしょう。
そこは、やはりはっきりさせたいですよね。そこが曖昧だと「終息したけど開幕しない(でもオリンピックはやる)」とか不思議なことが起きるかもしれません。また「終息してないけど開幕する」ということもあるかもしれません。しかしそれは、上記リスク検討がなされているとはいえ、やはり不安はあります。そしてやはり「血湧き肉踊」っちゃうわけです。サイレントトリートメントなんて、きっと無理かもしれません。開幕してもしなくても、つらい一年になるかもしれません。
もちろん、「終息」を願います。そのためには、やはり本気で撲滅に臨んでほしいと思うのです。