畠山も松永もいない2019年の神宮。2013年のアレは本当に衝撃的でした。それ以来松永は「苦手なもの:神宮球場」らしいです。
そして、今年も雨。
マリーンズが神宮へ来ると、たいがい雨です。試合開始前にけっこう降りが強くなってきたのですが、チアリーディングチームの“passion”は何事もなく踊っていました。お風邪を召されなければいいのですが。
前日は、「翌日に取っておけばいいのに」というくらいの大勝ちでした。したがって「その翌日は・・・」と心配してしまうのが常。
初回、いきなりオギタカ大地の連打で先制。これはあっという間でした。しかしまだまだ安心できず。
ところが3回、なんとお寿司。しかもこれが3ランだったので早くも4-0。先発土肥が4回に3失点するもののその後大地が2ランアーチで点差を広げ、この日もマリーンズ優勢で試合を進めます。
指名打者を使えないセ・リーグ球場。大地は、レフトを守っていました。私たちは「外野指定C」という、レフトの真横のシートに座っていたので、都度守備位置を周囲に確認しながらポジションにつく大地が実に新鮮でした。守備機会においても、着実に処理していましたね。
大地、この日も気づけば4安打。素晴らしいです。
試合は8-4で快勝でしたが、レフト真横の「内野指定C」ならではの話を一つ。
8回表でした。
球場に突如ドヴォルザーク。びっくりしました。『新世界より』の爆音を背に登場したのはスワローズの4番手か5番手か(忘れちゃった(笑))の風張でした。そして・・・
バッター柿沼でした。
なんと、我が眼前のレフトポール直撃!
・・・プロ初ホームランでした。おお!
ファームでよく見た柿沼が、この一軍の舞台でついに打ちました。本当に、良かったです。育成から上がった直後の成田・ナスパスタジアムで我が子に触れ合ってもらったのを思い出してしまいました。我が子はそんなこと覚えていないでしょうけれども。
さて、公式twitterでも写真がアップされている柿沼の記念球。
実はホームランの直後、ブルペンエリアから川越コーチが手を出して、「にぎにぎ」のサインをしていました。その先にいたのは、ココ。
そう、バレンティンです。
ポールを直撃した球はそのままレフト・バレンティンのもとへ行ったようです。そしてバレンティン、丁寧にボールを拭いて、川越コーチへボールを投げてくれました。スタンドインしていたらもしかしたら柿沼まで届かなかったかもしれない記念球は、ポール直撃したおかげか、なんと「60本塁打」バレンティン(と、日産自動車の元エース)を経由して本人まで届いてくれました。
本当に、良かったです。
そして、ちゃんと試合成立してよかったです。今度は晴れた神宮でマリーンズ戦を観たいものです。
