午前4時56分、神戸三宮駅。言うまでもなく、始発の阪神電車です。
ところがその地下ホームにはかなり人がおり、とても始発の時間とは思えぬ光景でした。
ああ、間違いなく降りる駅は一緒。
6時前。もう意味が分かりませんでした(笑)。
甲子園駅で降り、すわ甲子園球場に行こう! と思ったら大行列。旧ダイエーのコロワ甲子園前を過ぎ、阪神高速に沿った道(国道2号かな?)を延々と進み、最初の歩道橋の上まで列は伸びていました。仕方がないので、並びます。
(そう書きながら「たぶんそうなるだろうな」と予想はしていましたが)
7時になり、やっと蔦を見ることができました。
久しぶりの甲子園!
球場に来たのは2016年のタイガース対カープ戦以来です(ブログ書いていませんが藤浪が全然ダメだったにもかかわらず7回か8回まで降板させてもらえず、160球投げたといういろんな意味ですさまじい試合でした)。
今回は、もちろん高校野球!
2014年以来でした。延長戦、市立和歌山高校の二塁手が1アウト一、三塁のサヨナラのピンチにおいてセカンドゴロ処理後、普通に一塁に送球してしまいサヨナラのランナーを還してしまったという、とんでもない「魔物」を見てしまった記憶は未だに鮮明です。あれ以来だったのか・・・。
もっとも2015年は妻が妊娠。
2016年は乳児。
2017年もまだ子どもが小さいからということで自重。
今年は大丈夫だろうと踏んで、来てしまったわけです。(先に言っておきますが、一番元気だったのは我が息子でした(笑))
聖地、甲子園!
券売所の混雑とはうって変わって、座席はたやすく確保できました。さすがは5万人収容の阪神甲子園球場です。
朝から甲子園カレー。
ところが8時になると、スタンドは満員。やはり、始発で来てよかったです。
この混み具合はやはり凄い。なおこの日は3試合なので、試合開始はいつもより遅いのです。にもかかわらず・・・です。
そうか、大阪桐蔭か。
西谷監督自らノックを行っていました。大阪の強豪、大阪桐蔭はやはり大人気。
さあ、いよいよ試合開始です!
100回記念大会ということで、今年は「レジェンド始球式」なるものが開催されます。この日は、かつての東邦高校の1年生エース。「バンビ」の愛称で知られる坂本さんでした。NHKの開会式中継ではゲストとして放送席にもいました。
坂本さんの甲子園での活躍はさすがに知らず・・・。
大阪桐蔭、やはりブラバンが素晴らしかったです。一度体感したかった、大阪桐蔭。
センターを守る藤原選手。
そしてマウンドは、根尾選手。背番号6、本職は内野手ですがこの日は投手。
プロ注目の両選手、ともにホームランを放ちます。
そして最終回はエース柿木投手。
2球目だったと記憶しています。バックネット裏の上方にある球速表示板が「151km/h」を示し、スタンドがどよめきました!
試合は10-4で大阪桐蔭が沖学園を下しましたが、沖学園・・・6回裏二死まではがっぷり四つの素晴らしい試合運びでありました。あのサードライナーがグラブに収まらず、強襲安打となってからの4失点が実に悔やまれました。
第二試合は長野代表の佐久長聖が登場します。一回戦では北北海道の旭川大学高校と史上初のタイブレークを戦った学校。
そして対するは、富山代表の高岡商業。なお富山は、ベスト4に進んだことのない唯一の都道府県であると聞いたことがあります。
今年はプロ野球選手が高校時代に袖を通したユニフォームを着て、各代表へ応援メッセージを送ります。
長野はバファローズ金子千尋。帽子を取ったらファッショナブルな髪が出てきそうです。
そして富山はマリーンズ石川歩。髭が・・・どう見ても高校生ではありません。
気持ち良い、夏空でした。
試合は高岡商の左腕エース、山田投手が完投。「左利きの日」に見事な投球を見せました。
佐久長聖、9回に1点差に迫るも、あと一歩及ばず。
試合終了後にもう次の高校がグラウンドに入る際、すぐ横では甲子園の土を袋に入れて持ち帰る球児がいるわけです。負けた学校は速やかに土を収めて撤収せねばならないのか・・・と思うと、ちょっとかわいそうにも思えます。
そして第三試合は水色のユニフォームが特徴的な近江高校と群馬の前橋育英。近江は緒戦においてあの智辯和歌山を破っています。そしてこの日唯一の関東の学校、前橋育英なのですが・・・
新幹線の時間の都合で、ここで甲子園を後にせねばなりませんでした。
「なんで観ないのよ!ちゃんと観なさいよ!」と井森美幸に言われちゃうかもしれません。
甲子園球場と言えば阪神園芸。そのグラウンド整備の技術はもはや「匠」とも「神業」とも言えます。
グラウンド整備カー(1000円)を買ってやりました(笑)。もうシールの餌食ですが・・・