あの牛込チルドレンが帰ってくる!! | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 私と同じ世代の野球バカであれば、「野球バカ少年」時代に必ずやはまったであろう「ファミリースタジアム」。ファミコンが各家庭に普及してきた1980年代後半、子どもたちは「プロ野球チップス(のカード)」とともに「ファミスタ」も愛するようになります。これは、本当にすごいゲームでした。発売当初は肖像権云々という話がきっと出なかったのでしょう、実在するプロ野球チーム、実在する選手を操作して野球ゲームができてしまうのです。今では「だから?」かもしれませんが、当時は画期的でした。しかし同世代の野球バカ少年だった方々のご指摘を受ける前に断っておいたほうがいいかもしれません。実は、12球団中7球団だけが実在コピーで、残り5球団は・・・球界再編問題に出くわした関係者も真っ青の「2球団統合」の憂き目に遭っていました。その貧乏くじをひいたのは、もちろん西武以外のパ・リーグ5球団でした(笑)。

 いや「(笑)」ではなくて、当時は本当に人気がなかったのですよパ・リーグ。今では全く、考えられません。その5球団は「鉄道系」「食品系」に分けられました。その名も「レイルウェイズ」「フーズフーズ」(笑)。鉄道会社を親会社に持つ阪急ブレーブス・近鉄バファローズ・南海ホークスが前者で、食品会社の日本ハムファイターズ、ロッテオリオンズが後者という、なんとも雑な分け方(とは言え明快な分け方。当時西武ファンだったので西武だけ特別扱いされていた事実に関しては全く憤慨しませんでした)。もちろんプレイヤーとしては西武をこよなく愛して使ったのですが、次に魅力的だったのが「レイルウェイズ(今更ですが「レールウェイズ」だったかもしれません)」。

 だって・・・阪急のブーマーと南海の門田が同じチームで打線を組んでいるんですよ!!(実は数年後のオリックス・ダイエー両球団誕生における門田のオリックス移籍によってこれは本当に実現します)これほど魅力的なチームはありません。フーズフーズは落合以外がちょっと物足りなかったですね。

(なおお風呂の中で「もしや?」と思っているのですが、上記「レイルウェイズ」は近鉄の鈴木啓示と阪急の山田久志の二枚看板だったかもしれません。結局調べていませんが、そうだとしたら・・・もう「昭和最強のチーム」です)

 

 さてこのファミスタ。実に選手の能力をリアルに表現しています。西武の秋山や石毛はホームランも打って足も速いので実に使いやすかったです。一方で外国人選手や上記落合・門田ら大砲に関してはゲームバランスも考慮して・・・えてして鈍足でした。「外国人=足が遅い」というイメージ・・・・・・バルボンなんて知らない少年ファンにこのゲームが植え付けたイメージであると言えるかもしれません。

 ただこのファミスタにも、そのイメージを裏切る能力を付与された選手がいました。それが、ホエールズのポンセ(たしかに実際に2桁盗塁も記録しているんですね)。私はそのカルロス・ポンセが大好きでした。

 

 ・・・ファミスタの話が長すぎました。かつての横浜大洋ホエールズには魅力的な外国人選手がいっぱいいました。チームの優勝には全くつながらなかったのが残念ではありますが今でもきっと愛されているであろうシピン、ボイヤー、ミヤーン、パチョレック。そして上記ポンセ。このチームには、こういった素晴らしい外国人選手を連れてくる能力に秀でていた渉外担当がいたのです。

 それが牛込さんでした。

 牛込さんは球団がベイスターズになっても仕事をしましたが、やがてその職を退きます。そして、退いたあとの外国人選手が実に悲惨だったので牛込さんの功績は際立ちました(クルーンやT.ウッズの到来を待たねばなりません)。そしておそらく牛込さんが最後に連れてきたのが、ロバート・ローズとグレン・ブラッグスです。両者とも言うまでもなく、ベイスターズの船出において大活躍したレジェンドです。そしてローズに関しては、1998年の日本一にも貢献しました。

 

◆◇◆

 

 仕事中に、ブラッグスの来日を知りました。横浜DeNAが、交流戦で呼んでくれるそうです。これは・・・仕事を放り出してしまわんばかりの歓喜が訪れました(言いすぎました)。 

 そうか、あのブラッグスが!!

 

 しかも・・・6月3日から5日。

 

 

 ・・・マリーンズ戦じゃないか!!!!

 

(しかも3日間とも来るそうです。どんだけサービス精神旺盛なんだブラッグス!)

 これはもう、ハマスタに行くしかありません♪ 楽しみです!