そして今…まるで違うユニフォームを着て、両者は千葉にいました。
それが田村龍弘と北條史也でした。2011年夏、2012年春、夏。彼らの光星学院はいずれも甲子園で決勝進出し、いずれも大阪桐蔭に敗れました。こんな濃密な戦いをしてきた戦友が、昨日再会したのです。9回表、先頭打者は北條史也。
その後ろには、かつてのチームの主将・田村龍弘がマスクを被っていました。もちろん、敵として。
マニアックであることを承知で書きますが、この打席はかなりドキドキしました。「あの北條とあの田村!」…と。
結果、田村の勝ち。北條はカルロス・ロサを打てませんでした。しかもやや中途半端なスイングアウト。
オープン戦とは言え、北條には田村との再会を喜ぶ余裕は全くなかったかもしれません。打席の前のショートの守備ではゴロを弾いてしまいました。そしてそれは結構重大なエラーになります。後に大嶺翔太と角中のタイムリーでチームは追い付かれ、かつ投手の高宮がオープン戦では珍しいかもしれないイニング途中での降板をさせられてしまうのです。
もちろんお試し度合いも多少あるであろう「抜擢」の出場である北條は生き残りをかける立場。かなり悔しい千葉となりました。
一方田村は「ポスト里崎」として正捕手を目指していますが、まだまだ競争の段階。
いずれも今季のポジションをかけての真剣な戦いの真っ最中! 20歳の両雄、アツい2015年になりそうです。

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