毎年、春先に来る事の多いファイターズスタジアムです。一番印象に残っている思い出は未だに蔡森夫のホームラン。たしか来日初のはず。
かつて鎌ヶ谷で汗をかいた選手の当時の姿が、球場正面に掲げられています。ただ、よく見ると、多くの選手は今や他球団の選手です。それでもここで汗を流したことには変わりはない…したがって西武の森本稀哲、ソフトバンクの鶴岡慎也らは、かつての「53」や「64」といった背番号をつけてここにいるのです。
わりと早く着いたので、外周通路をぐるっと廻ります。するとブルペンが覗けるところに人だかりを発見します。
…そうだった、今日は一軍だった!
(もちろん知っていてここに来ているわけですが)いざ鎌ヶ谷に着き、そこで実際に一軍に出くわすと…やはり驚きます。世にも珍しい、鎌ヶ谷ファイターズスタジアムでの一軍の試合!
ただとてもファームメインの球場とは思えぬスコアボード!迫力があります。
(その他トイレ、飲食等はファームっぽかったです(笑))
栗さん、オールドスタイル。
伊東さん、普通。
ハムには、この男が帰ってきました。田中賢介。
そして凄い髭、ジェレミー・ハーミッダ。
ある意味でハムっぽい顔つき、ブランドン・レアード。
レフトスタンドに詰めたファイターズ応援団も春先はアイドリング、新外国人選手の応援歌はポイントを説明しながら始めます。
そして、「名曲」が生まれるのもこの時期です。たしか昨年のこの頃、空前の「ランサムブーム」が巻き起こったはずです。選手は半年で去るも、名曲はいつまでも耳に残ります。
始球式もありました。よく知らない人でしたが、始球式の格好としては苦言を呈したい。マリンの吉木りささんのときと同じくらい、ない…(それでいてこまちスタジアムの壇蜜はアリとしちゃう矛盾には気付かぬふりをする私です)
ルーキー中村奨吾、(恐らく)プロ初の「大人の空振り」を成功させます。ちなみにカープのロサリオはこれに一度失敗しています。
ファイターズ、先発は武田勝です。
後ろから見るセットポジションの「く」は今年も綺麗です。
そして即座に先制したのはマリーンズ。
満塁のチャンスでいきなり結果を出したのは「ショータ・オーミネ」! なおこの日の打順は6番、徐々に信頼を勝ち得ているのではないでしょうか。
マリーンズ先発、藤岡貴裕。いつもですが、球数多し。ボール多し。しかしチームでオープン戦最長(だと思う)の6イニングを投げたのは評価したいと思います。今後は、このイニングで100球未満に抑えられればいいのかなとは思います。
個人的な想いもありますが、これから先発で成功したいと思うのであれば、3イニングもリリーフに甘えてはいけません(もっとも今日は「予定の6回」でしょう)。
なおハム4番のハーミッダは当たりかも。よくボールを見ますし、打撃もなかなかクリティカル。藤岡はこの人に打たれて同点に追いつかれたのです。
一方レアードは微妙…この試合のファイターズの攻撃は6番の岡で始まることが多かったのですが、それはつまり5番のレアードで終わることが多かったということです。どうも、大振り…
ただ私のファイターズ外国人評ほどあてにならないものもありません。
2013年、「ダメでしょ」と思ったアブレイユがホームラン王。
2014年、怖いと思ったミランダ…
かつてのキップ・グロスなんてすぐ帰ると思いましたし、シュールストロムという名前の長さに過度におののいたものでもありました。
さてさてどうなる、ハーミッダにレアードは。
マリーンズに戻りましょう。
個人的にホッとしたのは、鈴木大地の2安打。これまで打撃に苦しんで打順を下げ続けていたような気がしたから。
じつは試合前にB☆Bに打撃指導を受けていたのは忘れてあげません。
そして…肘井「69」!
初めて見る、「2桁の肘井」です!
1番中村の代打として登場したこの打席でした。
支配下登録初の、ヒット! すぐに代走・三木に代わってしまったのは残念ですが、燦然と輝く2桁背番号は美しく見えました。
なおハム3番手クロッタから上記の二者のヒットでチャンスを築いた8回表は2対2の同点という状況下。しかし地元鎌ヶ谷でおいしいところをもぎたい清田育宏、そして今江も凡退して二死2・3塁。
ここで角中、三塁打!なお打球はセンター前に落ちるかどうかというもので「剛力彩芽に日本一似ているプロ野球選手」として有名なハム谷口雄也が果敢に飛び込んでいくのですが、惜しくも届かず。
外野手のうしろに、外野手はいない。
前にさえ落とせば…というところでしたね。ちなみに谷口選手、9回裏の打席ではセンターオーバーしようかという打球を放ちますが、こちらはロッテ岡田に好捕されてしまいます。皮肉なものだ…
マリーンズの外野には、岡田がいる!
なおこの8回裏、先制タイムリーを放った大嶺翔太にまたしてもタイムリー(ポテンヒット)が出ます。この時期がピーク、というのはちょっとイヤですが彼の場合はアピールせんことには、です。いいですね、翔太。
今年の「翔太オブザイヤー」は、松田でも堂林でもなく、大嶺がいただきます。
◇◆◇
マリーンズ、最後は香月良がハーミッダを空振り三振に仕留めて勝利。
私にとっての2015年初勝利。
このようなシーン、今年もたくさん見たいものです。応援、これからもがんぱります。
(3月12日・ファイターズスタジアム)
○マリーンズ
200000030=5
●ファイターズ
000020000=2
【ロ】藤岡-○金森-松永-s香月良
*吉田
【日】武田勝-ガラテ-●クロッタ-増井
*石川亮-清水
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