新天地で、見事に盗塁王のタイトルを獲得します。これは本当に嬉しかったです。広島時代から好きな選手で、西武でいきなり一番打者を任せられた時にも喜びましたが、このヤクルトでの活躍が何と言っても素敵でした。
人的補償は、あぶれ者ではありません!! FA選手に匹敵する活躍をしたのであればなおさらです。
◇◆◇
その文脈で辿れば、先日のカープ一岡竜司投手のプロ初勝利は画期的でした。選手層の厚いジャイアンツだったからこそプロテクトから漏れてのカープ移籍でしたが、今や首位躍進のチームにおいてなくてはならないセットアッパーになっております。しかも初勝利は、その古巣・ジャイアンツ相手だったのです。
FA等で充実した補強を遂げたジャイアンツに対して、制度開始以来FA選手の獲得に行ったことのないカープ。そのカープがジャイアンツを凌駕して優勝を果たし、その歓喜の輪の中に「人的補償」一岡投手がしっかりと君臨していたということになれば…
画期的です!! 間違いなく「FA史」最大の出来事となります。
そんなドラマ、見せてもらえるのであれば年間通しての木戸銭なんて安いものです。
◇◆◇
昨オフはライオンズもFAで選手が抜けました。そしてマリーンズから人的補償でライオンズに移ったのが中郷大樹投手。先日、漸く「獅子の中郷」としての初登板を遂げました。先発レイノルズ選手が初回にいきなり5点失った直後の2回裏からのリリーフというなかなかないケース。またまた、ずいぶんな場面で登場したものです…しかし中郷投手、ヒットと四球をそれぞれ1つずつ許したものの内川聖一選手、李大浩選手といった「化け物」(笑)を抑えての無失点イニングとしました。序盤から打撃戦だったこの日の福岡における初めてのゼロイニングだった事は記しておいてもいいでしょう。
(這い上がられると困るのですが(笑))最下位ライオンズにおいては中郷投手はきっと活躍してくれるでしょう。中郷投手のシーズンはまだ始まったばかりです。「藤岡弘、」に倣ってタイトルも「中郷の初、」としました(未だ完成せず、という意味だそうです)。そんな中郷投手が一岡投手のように古巣マリーンズを苦しめる日がきたならば、それはそれで「甘受」せねばならないでしょう。またそんな「苦汁」であれば「一プロ野球ファンとして」飲んでもいいかなという私もどこかにいます。甘いか苦いか分からんけど…
というか、涌井秀章投手。頑張って下さい!!

にほんブログ村
お気に召されましたらクリックお願いします(執筆の励みになります♪)