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えー…3時間しか寝ておりません。フィギュアぶっ通しの昨晩、まずは団体ショートプログラムの模様をBSの録画放送で確認しました。浅田選手、今までにはない緊張の舞台だったかもしれません。個人にはない、団体での重圧というものでしょうか。彼女のスケーティングにチームのフリー進出が懸かっていたのです。
転倒はあったもののなんとかフリー進出圏内に入ります。浅田選手としては悔しい転倒でしたが、次のステージとチームメイトの存在がきたる彼女の個人種目への重圧を最小限にしてくれたとも思います。今大会から採用されたフィギュア団体、個人への影響が少なからずあるのではと心配したものの、個人に挑む前に独特の舞台を経験できるというのはむしろプラスなのかもしれません。
そして団体は、「チームジャパン」の結束を高めます。鈴木明子キャプテンを中心としたフィギュア選手が一体となって後ろについていてくれるというのは心強いものです。日本だけでなく各国ともブースで熱い応援を繰り出していました。
そして日付が変わり、仕事を普通に控えているにも関わらず見てしまう団体フリー。日本は、ロシア、カナダ、アメリカ、イタリアといった強豪に挑みます。
やはり注目するのは町田選手(笑、町田オリンピックですもの)。ストラヴィンスキー「火の鳥」はロシアで生まれた曲、熱演でした。しかし強かったのはエフゲニー・プルシェンコ。ちょっと髭の濃い「黒い貴公子」、地元ロシアで大喝采。
プルシェンコが笑うと、ホッとします。
女子もロシアが凄かった!なんでしょう、あのリプニツカヤのあの完成度は!…しかもまだ15歳らしいのです。彼女の最大の武器は柔らかさだと思います。あり得ない足の上げ方で見せるキャンドルスピンはもう人間のできる表現の最先端。フリーはさすがに寝てしまって見ていませんが「シンドラーのリスト」に合わせた舞いは間違いなくソチのアリーナの空気を華麗に支配した事でしょう。文句なしの、ロシアの金メダルでした。
リプニツカヤが笑うと、もっとホッとします(笑)
キャプテン鈴木明子は「最後はみんなの知っている曲で締めたい」と、「オペラ座の怪人」で行きました。鈴木といえばレナード・バーンスタイン「ウェストサイドストーリー」の演目が非常に印象的ですが、こちらも素晴らしかったです。八木沼さんの言う「細かいミス」はたしかにあったものの私は柳沼さんのように「いぃよぉ~ぉほ~!」と叫びたい気持ちでした。…突然のヤギヌマ(笑)
これまでの苦難の歩みはたびたび紹介されてきた鈴木明子、フリーでの演技もさることながら団体戦を通してチームを盛り立てる姿はお茶の間の我々もソチに引き込んでくれます。
どこもかしこも町田も、オリンピック会場。鈴木明子キャプテンの次の舞台は個人、「鈴木明子の集大成」はその時に綴りたいと思います。
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なお2週間後は町田市長・町田市議選。地元駅では現職市長が演説していました。
…「町田オリンピック招致」をうたう候補は、今のところ一人もいません。いても困るが(笑)

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