
季節外れの、横浜スタジアム。BBスターマンもディアーナも、もちろんいませんでした。

目的は「横浜市長杯争奪・第9回関東地区大学野球選手権大会」。…しかも、決勝。
なんと、我がマリーンズの加藤翔平の母校・上武大がここまで勝ち上がってきているのです。そしてその上武大、三木亮選手がマリーンズからドラフト指名されており、2年連続の上武大ルーキーとなる見込みです。
…だからなのか?
◇◆◇
いきなり諸積兼司さんを見かけました。マリーンズのスカウトです。「フツーに引退させて下さい」の名言を残した、あのモロさん。
時は試合開始1時間ちょっと前で、券売所のシャッターが開くのを待つ大学野球ファンが何人か並ぶという状況。
…いやぁこれは目立つだろう。

モロさん、フツーに一般列に並んじゃいます。これは衝撃というか、笑撃でした。
フツーに引退できなかった男が、フツーにチケット買おうとしているのだから。

後ろに並んでみました(笑)。やっぱり元プロ野球選手、首が太いです。
「大人1枚」
あ、本当にフツーに買った。
プロ野球のスカウトというのは「元プロ野球選手」ということが多いのですが、別にアマチュア球界から招かれているわけではありません。寧ろ歓迎されない場合もあるでしょう。かつてハムで田村藤夫の後の正捕手を務めたこともあるホークスの田口昌徳スカウトも、桐光学園・松井裕樹を見るために朝4時から保土ヶ谷球場のチケット売場に並んだらしいです。
したがってスカウトがフツーにチケットを買うのは、当然なのですね。
そんな中、モロさんはスタンドでアマチュア関係者に挨拶。これがとても腰が低く、良好な関係維持に努めているさまがうかがえます。それがあってこそ、両者の野球が魅力的なものになるのだと思います。
そしてグレーのスーツのモロさんは、右打者の三木をしっかり見届けるためかは分かりませんが、我々と同じ一塁側内野席に座ります(私は三木を見たかったのであえてそうしました)。
…あるいはすでに見据える2014年ドラフトに向けての原石探しか。少なくとも上武大とのパイプはかなり強固になったであろうマリーンズ、これは楽しみであります。
◇◆◇
冒頭で書いた通り今日はこの後仕事となる私、もちろんスーツでした。何年か前の1月、やはり仕事前に八王子市のセガサミー練習場を訪れたことがあるのですが(とても仕事前にやることじゃありません(笑))、その時はセガサミーの選手たちが都度私に向かって「おはようごさいます!!」と挨拶してくるのです!(これはびっくりしました…)ちなみにこの時、「ははーん、もしや私をスカウトだと思っちゃってるね♪」とアホなほくそ笑みをしたものです。ああ当時、現ベイの宮崎や赤堀もいたでしょう(笑)
ただ今日は、誰もそんな風には応対してくれませんでした。多分カメラを持っていたから、ただの野球好きにしか見えなかったのでしょう。そのジャッジはもちろん正しい。
スピードガンあたりを携帯しとけばよかったか。

さて試合です。11月のハマスタはかなり寒く、かつ横浜市長杯の決勝にも関わらずスタンドはかなり寂しいものでした(しかも土曜なのに!)。そんなにマニアックな大会だったの!?
初めてのこの大会観戦、それでもしっかり楽しめました。ただ…レポは明日になります。
何せ仕事終わったのがさっき…しかもまだJR東海単線ローカルの車内なので。
よく仕事前にハマスタ行こうなんて思ったものだ(笑)。そんな野球バカに付き合う家族に、感謝です。

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