残塁が多くても、6点取れれば立派です。打線に関してはこのままシーズンに突入してもらいたいですね。白眉はやはり、5打数4安打のジョシュ・ホワイトセル選手に、途中出場ながら2打数2安打の江村直也選手でしょう。ホワイトセル選手はまさにポイントゲッターとなっています。期待しましょう。そして江村っち!どうしたのアナタは!?
里崎選手の復帰が危うい中、ここぞとばかりのアピールでした。金澤捕手か、江村捕手か…2013年シーズンは、今まででは考えられないような展開が期待されます。どっちが名を轟かせても嬉しいのです。
投手では最後の最後で唐川侑己投手に藤岡貴裕投手、滑り込む形で結果を出してくれました。これはセス・グライシンガー投手の肩痛が発覚した今、かなりの吉報です。先発ローテーションが最後まで不安でした。枚数としては成瀬善久投手、唐川藤岡の両投手に、まだ未知数の西野勇士投手に鴎1年生ディッキー・ゴンザレス投手、そして制球未だ定まらぬ渡辺俊介投手を加える形になるでしょうか。それだけに古谷、木村の両左腕投手の躓きが痛いですが、いずれにしても幕は開けます。
やるっきゃない!(土井たか子さん)

今日も家に帰れず。ちょっとした家出です(いやいやいや、明日には帰りますよ!)。

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出張、激務…人が生きるにおいて仕事や人と関わる事は多々で、当然相手の出方なり反応なり情なりを測りながら日々生きていくわけであります。現代日本はそうしないと生きてゆけず、なんとも生きづらい事もあります。ただいかに折り合いをつけて上手に生きるかが問われるのかもしれません。仕事許りが我が世の範疇ではなし、時には人の世を離れて静謐に生くるもよし。そう考えると、一気に楽になります。仕事も人との関わりも長い人生においては案外「些事」と言えるのかもしれません。

☆夏目漱石『草枕』
名古屋に向かうバスから始め、出張先で読み終えました。ちょうど読み始めた頃、たしか山梨県の双葉サービスエリアでの事でしたが、休みにも関わらず会社から電話がかかってきてしまいました。さてどうしようかと思いコールバックしようかと…
でも、やめました。「ま、いっか」と。たまには私不在で仕事を進めて御覧、なるようになりますから。
漢語の洪水に古今東西の知識のシャワー、決して読み易いものではありませんでしたが、ふっと肩の力を抜いて「『読む』というよりかは『感じる』」精神でのめり込んだものです。この本が書かれたのが明治の後半、ちょうど日露戦争の折でしょうか。周知の通り日本は西洋列強に追い付け追い越せと積極的に西洋文明を取り入れ、せわしなくなっていくのです。人は馬を下りて汽車に乗ります(やがてそれが新幹線になり、飛行機になります)。川縁の太公望は通り過ぎる小舟の人の気持ちを読もうとするが、日本橋を闊歩する群衆は誰もすれ違う民に関心を寄せない…そんな世に批判の一つも加えたくなろう、それが漱石だったのではないかと思います。田舎の田園風景で「非人情」の旅をする画工(えかき)に託し、不思議な小説を書いたものです。
◇◆◇
最後にお相撲。雅山関引退…実は、嫌いでした。(本当はそんな事ないのでしょうけど)ふてぶてしさいっぱいの佇まいに、相手の両肘を外から強引に絞めつける「極め技」。あれには嫌悪感を感じたものでした。ただ、勝負。結果的には陥落したものの大関という地位を保ち、当然ながら綱を志すには勝ち続けねばならないのです。それゆえ「勝つため」の武器としての「極め」なのですから、何らケチのつけようがありません。それも、相撲と思い直したものです。ただ立派なのは陥落後。「ボロボロになるまで相撲を取る」事を選び、結構長い間平幕で腐らずにやってきた元大関なのです。サラリーマン社会で部長が平社員に降格した時、果たしてそこまでモチベーションを保てるものでしょうか。
雅山関、本当にお疲れ様でした。

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