長野に帰る。
84歳の母が煮物を持ってくる。
妻は風邪をひいていた。
長野市は底冷えが厳しいのでうさぎ小屋を北側の敷地から南側の敷地に移動させた。
うさぎが日差しを浴びて目を細めている。
体が一回り大きくなっていた。
そろそろ高齢なのでうさぎを家の中に入れてやらないと、冬の寒さに参ってしまうと、妻が言う。
参るものかって、うさぎの小さな頭を撫ぜる。
小さないたずら黒猫も、南側の吐き出し窓に体を寄せて目を細めている。
父が庭の柿をもいで、干し柿を作ろうとしていた。
何もかも暖かな時間が満ち溢れている。