ひとつ屋根のポンコツ一家… | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

ひとつ屋根のポンコツ一家…

毎週日曜あさ6時25分からオンエアしているニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう」



あすと来週のゲストはSM女王様キャラでブレイクしたタレントのにしおかすみこさんです。WEBで連載している「ポンコツ一家」が話題となり書籍化されベストセラーに本



80代の認知症の母親、1歳年上のダウン症の姉、そして酔っ払いの父親、元SM女王様キャラの一発屋女芸人、独身、行き遅れ…



私も耳が痛い限りですがおーっ!ポンコツ一家」にはにしおか家のみなさんが時につまずき時にぶつかりながら、それでもひとつ屋根の下で前向きに暮らしている日々が綴られています。



都内で一人暮らしをしていましたがコロナ禍で仕事が無くなり家賃を払えなくなったにしおかさん。引越しを決めていた中で久しぶりに実家に戻ると



家の中はゴミ屋敷状態で砂場みたいに床はジャリジャリ。そんな中でお母さんは使い古した座椅子にポツンと座っていたそう。



片づけをしようとしたところ「頭をかち割って死んでやる」とブチ切れて姉を連れて2階に。心配して上がっていくとお母さんは寝ているということが何度か繰り返されます。



サラリーマンだったけれどお金を全部お酒に使ってしまう父親は頼りにならず、看護師をしていたお母さんが自分達を育ててくれて、ネガティブなことは言わない人だったそう。



只事ではないとにしおかさんはそのまま実家に戻ることに。認知症かもしれないと病院に連れて行こうとするも絶対に行かないと拒絶していたお母さん。



ある時「何処にでも連れて行け。腹かっさばいて死んでやる」と言うお母さんの言葉を聴き、これは行くってことだなとタクシーに乗せて病院へ。診断は初期の認知症でした。



すんなりと介護サービスを受けるわけもなく、また変わらずに毎日夫婦喧嘩を繰り返す両親。2人を止めようとすると「家の中を乱さないで」と逆にお母さんから諌められてしまいます。



そんな状況を見ていたお姉さんが「歌います」と階段の途中に佇み蛍の光を歌い出し、喧嘩を止めるためかと思いきや続いて2番も。「歌うんかい!?」と心の中で突っ込むにしおかさん。



フライパンが黒焦げになっていたり心配なことはありますが、ダメと言ってしまうとお母さんの出来る範囲を狭めてしまうとにしおかさんは考えます。



漫才のようなやりとりに思わずクスリとさせられますが、ありのまま書くことは家族を晒すことにもなりますので葛藤もあると正直に話してくれました。



ただ生活費も稼がなければならないし、書くことが元々好きだったのでスタートした連載。後悔のないように、そしてお母さんが読んで胸を張れる本にしたいとにしおかさん。



認知症になってもにしおかさんのことは心配もしていますし、ダウン症のお姉さんのことは自分が最後まで面倒を見るから大丈夫と母親としての役割を果たそうとしています。



白いフリースを着た姉と土色のセーターを着た母親の後ろ姿を、はんぺんとじゃこ天に例えるにしおかさんのセンスと家族愛に唸らされます。



家族からは"パパクソ"と呼ばれる飲んだくれのにしおかさんのお父さんに私の父が重なり、笑い飛ばすしかないという気持ちが痛いほど分かります。



「壊れてゆく母が壊れて止まらない私を抱きしめた…」ポンコツ一家の数々のエピソード。ニッポン放送「ひだまりハウス」にしおかすみこさんのインタビューぜひお聴き下さい☞


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