学校給食は自由でいい♪ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

学校給食は自由でいい♪

学校給食食用食品メーカー協会50周年記念講演会で今月24日にシリーズ第3弾が公開された映画「おいしい給食」の綾部真弥監督と岩淵規プロデューサーとご一緒しました。



綾部監督とは2017年に公開された在宅医療をテーマにした映画「ピア〜まちをつなぐもの」の試写会でご一緒して以来の嬉しい再会でした音譜



「おいしい給食」は市原隼人さん主演のドラマ・映画で、市原さん演じるのは給食が大好き過ぎる甘利田先生で、給食を1日で1番の楽しみにしている中学校教師。



ただしそのことを周囲に知られないようにあえて厳格に振る舞っていて、普段の強面と給食の時間の市原さんのはしゃぎっぷりのギャップがたまりません。



ただ給食を好きなだけでなく〈給食道〉を真面目に追求する甘利田先生のライバルの生徒役としてシーズン①②では神野くん、シーズン③では粒来くんが登場。



給食をおいしく食べようと毎回自由な発想で創意工夫する中学生と甘利田先生の真剣なバトルから目が離せません。舞台は1980年代で懐かしいメニューをオリジナルで再現。



鯨の竜田揚げ、ソフトめん、八宝菜、ミルメークにコッペパンなど、不思議な組み合わせも給食あるあるで、私もその1人ですが給食で育った世代にはたまらないラインナップ。



甘利田先生がメニューのうんちくを語りながら美味しそうに全力で食べるシーンも必見。「メインとは別次元で存在する牛乳とコッペパン」「カオスの中に秩序がある。それが給食」など表現も秀逸。



決して給食をちゃかした内容ではなく作品には〈給食愛〉がたっぷり詰まっていて、給食は日本の食文化であり、子供にとって〈初めての会食〉体験と綾部監督は話していました。



「給食は自由で良い」好きなものを好きに食べる神野くんと粒来くん。他の人には分からない先生との給食バトルを繰り広げていますが常に敗北する甘利田先生…



給食以外の場面でも甘利田先生の確信を突く言葉にハッとさせられます。「間違ったのは大人」「頑張っている人がダメ人間の言うことを真に受ける必要はない」など。



給食センターのおばさん牧野さん役を介護のイベントでもよくご一緒させていただいているいとうまい子さんで、甘利田先生の本当の姿を知っている良き理解者の1人。



コロナ禍での撮影でもあり苦労も沢山あったそうですが、やはり給食はみんなで楽しく美味しく食べるから尊いというメッセージが込められたこの作品は給食に携わる関係者のみなさんへのエールクローバー



先生と生徒という関係を超え給食を通じて心通わす、笑って泣ける学園グルメエンターテインメント。給食への愛が深過ぎる甘利田先生役の市原さんの振り切った演技に心掴まれるはず。



劇場版第3弾の映画「おいしい給食〜Road to イカメシ」は現在全国ロードショー中です。何故イカメシかはシーズン①から③までのドラマを要チェックキラキラ