明日のがん医療の礎に…
先週、オンラインセミナー「卵巣がんとともに歩む」のファシリテーターを務めてきました。卵巣がんは私が今から約20年前にドラッグラグの問題で取材したがんのひとつ![メモ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif)
![メモ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif)
海外では当たり前に使われている抗がん剤が日本では未承認で、必要とする患者さんが治療を受けられないという現状を取材しました。
自分には間に合わないと分かっていながら未来のがん医療のために声を上げた患者さん達のおかげで、ドラッグラグ解消などを盛り込んだがん対策基本法が出来ました。
今回、がん研究会有明病院婦人科の温泉川真由先生、こころサポートクリニック診療内科、精神科、腫瘍精神科院長の平山貴敏先生
そして卵巣がん経験者の財目かおりさんと吉田ゆりさんと「医療者とのコミニケーション」をテーマにトークセッションを行いました。
こうして医師と患者さんが同じテーブルについて同じ目線で話しが出来るようになったことが20年前と比べて1番大きく変化したところです。
がん対策基本法にも「患者の価値観に基いた選択が出来るように」という想いが反映されています。患者さんひとりひとりの声が明日のがん医療の礎です。
医師と話し合いながら決めていく〈シェアード・デシジョン・メイキング〉の時代に求められるのは〈患者力〉です。これからも患者力を高めるために必要な情報を届けていきます