麒麟模様の馬を見た | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

麒麟模様の馬を見た

毎週日曜あさ6時25分からオンエアのニッポン放送ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」



あすと来週のゲストはレビー小体型認知症当事者の三橋昭さんです。レビー小体型認知症の症例を1976年に世界で初めて発表したのは日本人の医師小阪憲司先生です。



去年亡くなられましたが番組にもご出演いただきお話を伺いました。レビー小体型認知症の特徴的な症状は幻視を見ることですが、認知症の症状が出ない場合もあり



小阪先生は認知症の症状が出る前に治療をすれば認知症になる時期を遅らせることもでき、認知症にならない可能性もあると指摘していました。



また誤診の原因にもなっていて正しい治療が行われないことがあり、病名から認知症を取って〈レビー小体病〉と呼ぶべきだとも先生は話していました。



三橋さんも認知機能の顕著な低下はなく異変に気づいたのはやはり〈幻視〉でした。2018年に初めに見た幻視は飼い猫だったそうで、その後宙に浮く土偶を見たりした三橋さん。



普通、幻視を繰り返し見たら不安になりますが三橋さんはVRで認知症体験をした時のことを思い出し慌てずに済んだそうです。ただ奥様には始めは話せなかったとのこと。



クリニックを受診する際に奥様も一緒に行くとついてきて、その時にバレてしまったと三橋さん。紹介された大学病院で検査を受けレビー小体型認知症と診断されます。



当時、図書館の館長をしていましたが引退しようと思うと話すと周りから「出来るうちはやったらいい」と言ってもらい仕事を続けることが出来たそうです。



「怖いものではなかったのが良かった」と話す三橋さんは、せっかく幻視を見るなら記録をしておこうと考えます。最初は文章で残していましたが、目覚めの時に見る幻視を書き留めるにはスケッチの方が良いと絵を描くことに。



描き溜めたスケッチは1300点以上になります。飼い猫のたまちゃん、花や動物、実際には無い漢字、風景、迷路のような模様など多岐にわたります。



幻視は他の人には見えませんが本人にははっきり見えるのもレビー小体型の特徴です。奥様と相談してスケッチも紹介する本を作ることにした三橋さん。



認知症らしくない本にしたいと考えて出来上がったのが「麒麟模様の馬を見た〜目覚めは瞬間の幻視から」(メディアケアプラス)です。



「治らないならば進行を遅らせるために積極的に行動したい」レビー小体型認知症と診断されても地域活動も続けている三橋さんのインタビューぜひお聴きください☞


https://www.1242.com/hidamari/


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