パパゲーノ効果とは | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

パパゲーノ効果とは

毎週日曜あさ6時25分からオンエアのニッポン放送ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」



今週と来週のゲストは精神疾患や発達障害を抱える人のリカバリーを支援する、就労継続支援B型事業所などを手掛ける〈パパゲーノ〉代表の田中康雅さんです音譜


https://papageno.co.jp/


パパゲーノはモーツァルトのオペラ「魔笛」に出てくる登場人物で、最愛の人を失った悲しみから自殺を考えますが、最終的には生きる道を選びます。



このエピソードにちなみ自殺を思い留まった人の物語が、別の人の自殺を抑止する効果があるかもしれないという仮説を「パパゲーノ効果」と呼びます。



有名人などの自殺に関連する報道に影響されて自ら命を絶つ人が増える「ウェルテル効果」は昔から知られていますが



この「パパゲーノ効果」は2010年にオーストリアの研究者が提唱し注目を集め、WHOの「自殺報道ガイドライン」でも取り上げられています。



身近な人の自殺未遂を経験した田中さん。どうしたら力になれるのか、自殺を踏み留まらせるためにはどうしたら良いのかを考えたそう。



そして「生きていて良かったと思える社会にする」ことを目標に掲げ、自分らしく生きる〈リカバリー〉を支援するパパゲーノを立ち上げました。



「パパゲーノ Work & Recovery」はパソコンを使ってITスキルを学べる就労継続支援B型事業所ですが、全国にある1万5000事業所の中でITスキルが学べるのはわずか3%しかないそうです。



利用している人は40〜50代が多く「こういう場所を求めていた」という声も少なくなく、価値を感じてもらっていると田中さんは話していました。



「人に貢献できたと思えて救われた」パパゲーノは仕事を提供するだけでなく、自分の価値を取り戻す居場所の役割を担っていますクローバー



ニッポン放送「ひだまりハウス」就労継続支援B型事業所などを手掛ける〈パパゲーノ〉代表の田中康雅さんのインタビューぜひお聴き下さい。


https://www.1242.com/hidamari/