この世から消えてしまいたい… | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

この世から消えてしまいたい…

毎週日曜あさ6時25分からオンエアのニッポン放送ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」



今週と来週のゲストはシンガーソングライターの蘭華さんです。去年12月にリリースしたアルバム「遺書」には、自死をした友人への想いが込められています。



東京で出逢った十数年来の友人は集団ストーカーの被害に遭っていました。SNSでの誹謗中傷など執拗な攻撃を受け、精神的に追い詰められて戻った故郷にも魔の手は伸びていました。



車庫が壊されたりカメラで狙われるなどの嫌がらせをされていたとのこと。そんな彼女を励ますために実家を訪ねたり、東京でも相談に乗っていて、蘭華さんに会うとしばらく頑張れると復活しますが



それでも生きることとこの世から消えてしまいたいという気持ちが友人の中でせめぎ合っていたと蘭華さん。そしてコロナ禍でなかなか会えない日々が続く中で届いた訃報。



蘭華さん宛の遺書が残されていたそうです。命を断つ数ヶ月前に「いつかSNSで悩んでいる人のために曲を書いて」と友人は蘭華さんにお願いしていました。



私が守るからと言っていたのに救えなかった後悔や無念の想いを込めて作った曲が「遺書」です。そして蘭華さんも密着取材を受けたドキュメンタリー番組をきっかけにSNS上で誹謗中傷を受けることに…。



今から5年前のことですが、1万件を超えるコメントのほとんどが批判の声で、打ちのめされてしまった蘭華さん。自分を全否定されたようだったと話していました。



何をしても攻撃的される状況が続き、無気力になり自信も無くなってしまい、曲も書けなくなった蘭華さんは、部屋のカーテンを見ているだけで涙が溢れる状態に…。



不特定多数の匿名によるSNS上の攻撃は大きな社会問題になっています。匿名という安全地帯にいながら、誰かを誹謗中傷する行為は本当に卑怯な行為です。



友人を亡くした哀しみと怒りと後悔、そして同じことを繰り返して欲しくないという願いを込めて、蘭華さんが全身全霊で紡いだアルバム「遺書」ぜひ聴いて欲しいです。



ニッポン放送「ひだまりハウス」シンガーソングライターの蘭華さんのインタビューはあすと来週の2週にわたってオンエアします☞


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