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お母さんへの恩返し…
老人介護最前線を専門に撮っている〈ケアワークフォトライター〉の野田明宏さんがクラウドファンディングに挑戦しています![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
徳島県吉野川市にある宅老所「生き活き家」の開所15周年を記念した写真集作成のためのクラファンでネクストゴール達成を目指しています。残り9日ご協力いただけたら嬉しいです🍀
https://readyfor.jp/projects/137159
野田さんと知り合ったのは私がまだ日本テレビにいた時でした。以下は私が寄せさせていただいた応援メッセージです☞
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「野田さんが惚れ込んだ男に間違いはない」こう断言できるのは、私が勝手に野田さんを同志だと思っているからであり、野田さんの生き様と写真に惚れ込んでいるからです。
私が18歳の時に母が病で倒れ重度障害者になり車椅子の生活に。奇しくも野田さんと同じ10年という歳月を母親の介護に費やしました。
野田さんと出逢ったのはまだ認知症のお母さんを介護している時。「ただ和ちゃんと一緒にいたい」お母さんを想う気持ちは海よりも深く在宅介護しか選択肢はありませんでした。
実は野田さんは頑なに第三者の力を借りるのを拒み自分の手で介護をしていました。慣れない介護に重なる経済的困窮、そして変わりゆく母親の姿を前に不安や焦りが募り思わず手を上げてしまうことも…。
ただ途中からデイサービスなどを利用し、少しずつライターの仕事もしながら最後まで介護を全うしました。一番、印象に残っているのは最愛のお母さんが亡くなった後に野田さんが語ったこと。
「母親の死はもちろん悲しいけれど、もうひとつ淋しいことがある。それは介護スタッフが家に来なくなったこと」第三者による支援はお母さんだけではなく野田さんも支えていたのです。
そして現在は〈ケアワークフォトライター〉として、あんなに拒んでいたのに今度は支える側になりました。このケアワークフォトグラファーの肩書きにジンときた私。
「"介護その後"をどう生きるか?」母亡き後も私達の想いは変わらず、野田さんは写真を撮り続けることで、私は自分の言葉で伝え続けるという形で、人生をかけて介護現場に寄り添うことを決めました。それが最大の母への恩返しだから…。
「金は無いが写真1枚1枚に自信がある」ありのままの暮らしと命を撮るのに必要なのは、技術ではなく信頼関係だと野田さん。そんな野田さんの写真は被写体との近さが伝わるものばかり。命が輝いている瞬間をおさめた写真集をぜひ沢山の人に見て欲しいと思います。