自分自身が幸せに。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

自分自身が幸せに。。。

児童養護施設や里親家庭などから自立する若者に向けた「ゆでたまごガイドブック」の普及と社会的養護に関して知ってもらうことを目的とした〈ゆでたまご勉強会〉メモ



今回も沢山の人が参加してくれました。しかも半数が初参加の方達で、関心を持ってくれて嬉しい限りです。またちびっこが大活躍で受付やチラシ配布を手伝ってくれましたキラキラ音譜



7回目となった今回のゲストは三鷹市を中心にこども食堂など、地域を繋ぐ活動をしている一般社団法人leaf green 代表理事の筒井英恵さんでしたクローバー



グリーフサポートバディ、家族療法家の筒井さんは、児童養護施設での勤務経験のほかにも、がん家族のための虹の保健室ではカウンセラーも務めていました。



精神的に不安定で寝込んでいることも多かった母親の看病を幼少期から経験していた筒井さんは、自身も20代の時にうつ病で自殺未遂を図り入院したこともあったそう。



幼稚園には迎えに来てもらえず、お弁当も作ってもらえなかった子供時代。大学生の時には通院にも付き添っていた筒井さんもヤングケアラーでした。



ある時「死にたい」と口にする母親に「そんなに苦しいのなら死んでも構わないよ」と声をかけます。すると気持ちを理解してくれていると感じたからか、それから死にたいとは言わなくなったそうです。



そんな筒井さんが出逢ったのが〈グリーフ〉と〈家族療法〉です。グリーフ(悲嘆)は大切な人を亡くした時に起きる様々な反応のこと。死別だけでなく離婚、失業、病気なども喪失体験になります。



喪失を経験した時に、感じたことにフタをして表現できなくなっている状態が続くと、色々なところに影響が出ると筒井さん。



グリーフの話を聴いて思い出すのは父のこと。母を亡くした喪失から立ち直れなかった私の父は、お酒を飲んで自ら命を縮めてしまいました…。



また家族療法では自分を含めて最低3代の関係を見ることで、今困っている人に先代のどんな関係が影響しているのかを推測することが出来ます。



この振り返りで大事なのは原因を追及するのが目的ではないということ。それぞれが生き抜こうと頑張った結果であり「誰も悪くない」と筒井さん。



実は筒井さんのお母さんの両親は離婚していて、どちらも母を受け入れてくれなかったというグリーフを抱えて生きてきたことを知ります。



もし母親が子供時代にグリーフサポートを受けられていたら、母も私も苦しまなくて済んだかもしれない。筒井さんが食事や暮らしを通じて子供や若者のグリーフサポートになる居場所作りを目指す理由です。



「身近な人がハッピーになると幸福度があがる」そして何より「自分自身が幸せであること」が大切と語る筒井さんは



誰にでも「おかえり」と言える場所を三鷹市にオープンする予定とのこと。またゆでたまご勉強会でお話を伺いたいと思いますクローバー



ゆでたまご勉強会の次回の日程が決まりましたらまたお知らせします。親子参加も大歓迎ですので参加をお待ちしています音譜