必要な福祉用具を。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

必要な福祉用具を。。。

今週金曜日に開催された日本福祉用具供給協会岐阜県ブロック主催「ささえあいフェスタ」にて「全てのケアラーに光を〜十八歳からの十年介護」をテーマにお話してきました。



フェスタの会場には最新の車椅子、介護用ベッド、介護シューズなどが展示されていましたが、30年前と比較すると本当に進化しました。



当時の車椅子は病院で使用しているものと同じでしたし、介護用ベッドも手動式。介護シューズは茶色しかありませんでした。



右半身麻痺だった母の装具もはじめは太ももから支える物々しいものでしたが、リハビリのおかげで膝下からの装具になりました。



バリアフリーという概念も普及していない時代でしたが、それでも私達は諦めずに外に出ていきました。車椅子があったからこそ色々な場所に行くことが出来ました。



杖も欠かせないものでしたし介護用ベッドやポータブルトイレも、末期がんで最期に寝たきりになった時にも役立ちました。



車椅子の歴史は古く西洋では16世紀ぐらいまで遡るようですが、日本で普及したのはやはり戦争がきっかけで、脊髄損傷など負傷した兵士用でした。



介護保険制度が始まってからは高齢者の日常を支えるために使われるイメージが強いですが、子供から高齢者まで幅広い人達が福祉用具を必要としています。



必要な人に必要な福祉用具を届けている、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、福祉具専門相談員のみなさんは広い視野を持っているはず。



ヤングケアラーに関しては全てのケースに対応できなくても、自宅を訪問した際にヤングケアラーを見つけるかもしれません。その時は迷わずに声を掛けて欲しいとお願いしました。



終了後、会場が金華山の近くだったのでせっかくなのでロープウェイで登ってきました。秋の陽射しを浴びた長良川があまりにも美しくて泣いちゃいました。また岐阜を訪れたいと思いますクローバー