認知症と向き合うために。。。
きのうは〈認知症と向き合う「幸齢社会」実現会議〉の2回目が開催されましたが、みんなの話を聴いたはずの岸田さん、やはり噛み合わずピントのはずれた発言に唖然。
この会議の委員から要望をしていないのに誰がまとめたのか分からない「認知症対策で"緊急"で取り組むべき施策」という資料が配られ、資料に関して何も説明がないまま会議は終了。
嫌な予感がしましたが朝日新聞が翌日そのままその配布資料を記事にしていました。まるで会議がお墨付きを与えたようにも取れますし
幸齢社会実現会議の委員の要望に岸田さんがしっかりやりますと応えたかのようですが、はっきり言いますが会議とは全く関係なく提示されました。
認知症対策なのに何故か身寄りの無い高齢者や生活困窮者の支援にすり替わっていたり、やはり岸田総理の会議の締めの言葉は1回目同様に〈経済対策〉でした。
確かに8人の委員の中に独居高齢者の身元保証をしている人が入っていますが、予め予定されていた岸田さんの経済対策を示すためだと思わざるを得ません。
もちろん身寄りの無い方の支援は絶対に必要ですが、この会議は〈認知症〉と向き合うために設置されたはずなのにと
若年性認知症当事者の藤田和子さん、認知症の人と家族の会の鎌田松代さんと一緒に首を傾げてしまいました。聴いて欲しいのは当事者の声であり、介護離職が止まらない家族の声です。
認知症対策を経済対策と一括りにして語らないで欲しいとはっきり言いましたが、果たして岸田さんに届いているかどうか。幸齢社会実現会議はあと2回、心に響く岸田さんの言葉を引き出したい。