高校生とディスカッション! | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

高校生とディスカッション!

今月から東京都の教育庁が主催する「都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業」の後半の授業が始まりました。



きょうは向丘高等学校の1年生を対象にお話させていただきました。また初めての試みで学生さん4人とパネルディスカッションにも挑戦しました。



「自分が悩みを相談するとしたら誰に?」と聴いてみると、的確なアドバイスが返ってくるから母親や親や信頼できる友人、またオンラインゲームで対戦している年上の人に相談すると時代を感じる回答もありました。



また学校に配置されているスクールカウンセラーに相談はしないのかと聴いたところ、専門家でも会ったことのない知らない人には相談できないと正直に。



保健室の方が良いという学生もいて、今も昔も保健室は生徒が本音を語りやすい場所であることも分かりました。



スクールカウンセラーの制度がスタートしたのは1995年で、長い年月が経つのに生徒に認知されてないことが問題ですし、週1回ほどの勤務では信頼関係を築くのはやはり難しいと思います。



忙しい先生だけで子供達の全ての問題に対応するのは不可能です。せっかくスクールカウンセラーを配置しているのだから、力を発揮できるような勤務体制や環境整備は必要だと感じます。



どんな方法なら相談しやすくなるかとアイディアを出してもらったところ、対面で相談するのは抵抗があるので、チャットや匿名で相談できたらハードルは下がると思うとのことでした。



不登校の小中学生が過去最多の約30万人という文部科学省の調査結果がニュースになっていました。そのうちの約114000人が学校内外の専門機関に相談していないことも分かりました。



学校だけでなく様々な場所で子供に関わる専門職は沢山ありますが、まずはスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーがしっかり機能する体制を整備することが急務です。



年内にあと4校でヤングケアラーの授業を予定しています。ぜひうちの学校でも話を聴きたいという方は連絡をいただけたらと思います。一緒に子供の未来を考えませんかキラキラ