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家族に近い他人
毎週日曜あさ6時25分からオンエアのニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」
あすのゲストも漫才コンビ〈キラーコンテンツ〉の和出仁さんと長谷川崇さん。先週は長谷川さんに中学生の頃から始まったひきこもりの体験について伺いました。
「このままでは大人になったら大変なことになる」将来への不安を抱えている中で、月曜から金曜まで昼夜逆転の生活を送る長谷川さんが聴いていたのが深夜ラジオ。
一発逆転ホームランを打とうとお笑い芸人を目指すことを決意した16歳の長谷川さん。お父さんに打ち明けると家に居るよりは良いとあっさり認めてくれたそう。
一方の和出さんは実は社会福祉協議会に勤めていて盲導犬の担当をしていたとのこと。そんな2人が出会ったのが吉本興業の養成所NSCでした。
人との距離感を掴むのが得意ではないので、空気を読むことなく他人の目もまったく気にしない長谷川さんは、すぐに一発ギャグも出来てスゴイと思ったと和出さん。
ただし長谷川さんが社会性を身に付けるまでには7年ぐらいかかったとのこと。コンビを組んだあとも、ネタ合わせのために待ち合わせしてもやってこなかったり。。。
携帯が無くて和出さんが実家に電話しても話し中で、実はひきこもっている間に電話線を抜いてしまっていたのでとサラッと長谷川さん。
予想外の行動に振り回される和出さんですが、好きなことは何かや嫌なことは何かと、長谷川さんをよく観察するように。外に出てもらうためにはどうしたら良いかを考えます。
長谷川さんの好きな映画を観に行ったついでに、その後にネタ合わせをするなど、長谷川さんの家を何度も訪ねて一緒に出かける工夫を繰り返したそうです。
「この人きたないんです」と照れ隠しのように突っ込む長谷川さん。さらに和出さんは人とのコミュニケーションを漫才のやりとりに置き換えて長谷川さんが学べるようにしました。
「家族に近い他人」と長谷川さんとの関係を表現する和出さん。やはり家族だと近すぎて子供のひきこもりを受け入れられなかったり、周りにも相談しにくい状況に置かれてしまいます。
だから友人くらいの距離感がちょうど良く、そして支えられる範囲でそばにいて、本人からのサインを受け取れるようにすること。
またコンビなので仕事をしなければ食べていけませんので、そこは気兼ねなく出来ると和出さん。そんな2人の歩みをもとにひきこもりの当事者や家族に向けた講演会も行っています。
コロナ禍の影響も受けますが長谷川さんは
バイト以外は基本的に家にいられて時間もあったので、ものすごい楽しかったと至って前向き。
コンビ結成から23年。長谷川さんと和出さんの関係性は本当に羨ましく。なんと長谷川さんは人生初の彼女も出来て、今まで見せたことのない爽やかな顔をしていると和出さん。
11月3日文化の日には単独ライブも予定しているキラーコンテンツのお2人のインタビューぜひお聴きいただければと思います
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