本性をコントロールする | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

本性をコントロールする

週末に新潟の朱鷺メッセで開催された第5回日本在宅医療連合学会の市民公開講座「ラグビーと難病〜地球を救うサスティナブルな強さ」無事終了しましたキラキラ



「ラグビーは地球を救う」がテーマの第1部ではまずラグビージャーナリストで解説者の村上晃一さんが〈ラグビー憲章〉を解説。



品位、情熱、結束、規律、尊重を大切にするラグビー。これは選手だけでなくファンも含めたラグビーに関わる全ての人が共有している価値観です。



ラグビーは格闘技のように力と力がぶつかり合うスポーツですが、そんな激しいプレイをしながらも



相手に怪我をさせないことや反則を誘うのは反則など、レフリーが見ていなくてもずるいことをしないのが基本中の基本。


元日本代表でラグビー界のレジェンド大野均さんは、なんと相手に怪我をさせないようにして自分が怪我をする!?というエピソードがあるそうおーっ!



2015年のワールドカップで史上最大の番狂せとも言われた日本が南アフリカを破った試合では、終了後に南アフリカの選手が笛を吹いたレフリーの元に行き



ビールを渡して労ったという、まさに〈ノーサイド〉の精神がピッチ外でも実践されていることが分かるこぼれ話を大野さんが披露。



また仲間のミスを責めないのもラグビーでは大事なこと。何故ならラグビーは1人では何も出来ないスポーツで、仲間がボールを繋いでくれないと勝てないから。



さらに村上さんは元ラグビー日本代表監督の大西鐵之祐さんが書いた「闘争の倫理」を紹介。誰もが何としても勝ちたいという想いで試合に臨んでいますが



そんな荒々しくなってもおかしくない究極の状況の中で、人間の持っている本性をコントロールする方法や倫理を学ぶのがスポーツ教育だと説いています。



病とは対局にあるように思われるラグビーですが、身体を鍛え上げ極限まで酷使するラガーマンは、肉体的な強さだけでなく強靭な精神力も兼ね備えていなければなりません。



ONE FOR ALL. ALL FOR ONE」の精神は多職種連携が鍵となる医療や介護にとっても必要不可欠なもの。「選手全員に重要な役割があり全員が必要とされる」というあり方は、私達全員に当てはまると改めて思いましたクローバー



9月からラグビーワールドカップがフランスで開催されますが、フランスの観光親善大使に就任した大野さんは、ラグビーとフランスの魅力をPRしていきますと話していました。



前回大会では悲願だったベスト8入りを果たした日本代表ですが、キャプテンだったリーチ・マイケル選手はベスト8で終わったのは自分の責任だと反省していたそう。



ハードルは高くとも「必ず優勝する」という強い信念を持って試合に臨むラグビー日本代表が不可能を可能に変える瞬間をみんなで目撃しましょう音譜



分身ロボット「OriHime」の開発者の吉藤オリィさんなどが登壇した第2部「難病は地球を救う」に続きます〜キラキラ