次の世代に繋ぎたい。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

次の世代に繋ぎたい。。。

宝塚雪組「Lilac(ライラック)の夢路〜ドロイゼン家の誇り〜」を観劇してきましたキラキラ音譜



舞台は19世紀初頭のドイツ。プロイセン王国の貴族ドロイゼン家の長男であるハインドリヒが、兄弟と力を合わせて国に発展のため暮らしを豊かにするために、鉄道産業を興そうと奮闘するオリジナルストーリー。



"鉄道に夢をかけた男"と言えば阪急電鉄と宝塚歌劇団含めた阪急東宝グループの創業者である小林一三さん。今年は小林さんの生誕150周年にあたるそうで



今作の作・演出そして振付を担当している謝珠栄さんはハインドリヒと小林さんを重ねて作品を作ったと語っています。



そして「難しい時代にあって宝塚の舞台を次の世代に繋ぎたいと願っている自分の思いを反映できたら」とハインドリヒを演じる男役トップスターの彩風咲奈さん。



ライラックの花言葉である〈誇り〉もキーワード。亡き両親の想いを受け継いだ当主のハインドリヒは領民を大切にし、困難と思われることにも果敢にチャレンジし、理想を追い求める誇り高き青年で非の打ち所なしアップアップ



「シティハンター」や「夢介千両みやげ」など癖のあるキャラクターモノが多かったのでようやく彩風さんの正統派の男役を観られた気がします。ベルベットの凝ったデザインの衣装が素敵過ぎましたラブラブ



兄を実務面で支える官僚の弟フランツを朝美絢さん。誠実で行動力もあり全てを持ち合わせている兄は憧れの存在ですが、想いを寄せる女性を間に嫉妬心にかられる複雑な心境を丁寧に演じていました。



また軍人の三男ゲオルグは和希そらさんで、自分は軍人には向かないと言うセリフもあるように兄弟を支える正義感溢れる好青年。亡き父親にまつわる魔女の噂に心を痛めています。



狂言回しのように夢人として登場し美しい歌声を響かせる専科の美穂圭子さん。この魔女にまつわる噂の鍵を握っている役柄で物語の終盤で真相が明らかになります。



そして今公演がお披露目となった新しい娘役トップの夢白あやさんは、女性が夢を追い求めることがまだ難しい時代にバイオリニストを目指す自立した女性エリーゼを。



エリーゼの幼馴染で鉄工職人のアントンを縣千さん。ハインドリヒの熱意に共感し鉄道のレール造りに力を注ぎますが、実はドロイゼン家の5人兄弟と深い関わりが。。。



鉄道よりも軍備をという国の思惑や銀行に融資を断られたりと様々な壁がハインドリヒの前に立ち塞がりますが



兄弟達との絆や常に前を向く恋人エリーゼの存在がハインドリヒの夢を後押ししていく「Lilacの夢路」は不幸になる人がいないハッピーな気持ちになる物語ですクローバー



謝さんの作品なので兄弟5人、軍服、鉄職人などダンスの見所も多く、品のある貴族の衣装や鉄の質感を感じさせる抽象的なセットも良かったです音譜



そしてパリの名所や宝石をテーマにしたレビュー「ジュエル・ド・パリ!!〜パリの宝石たち〜」はとにかく煌びやかで華やかキラキラキラキラ



109期生の初舞台でもあり普段は中盤に構成されるラインダンスが幕開けすぐに。黄色いミモザの花をイメージした衣装の初舞台生の初々しさが眩しかったひらめき電球



いつもと違う年齢層の男性の姿が目につきましたが、お孫さんの初舞台観劇の方が多かったようで「お母さんに似てるな」というすぐ近くの席のおじさまの嬉しそうな呟きが聴こえてきましたキラキラ



この日は私は宝塚初観劇の友人達と一緒だったのですが、これでもかというほどのスピードで場面転換し、次から次へと衣装をチェンジしていくレビューに圧倒されていましたビックリマーク



ようこそ夢の世界へ〜〜ラブラブチケットがもっと取りやすいと良いのですがおーっ!人気がある証拠ですねあせるあせる宝塚雪組「Lilac(ライラック)の夢路〜ドロイゼン家の誇り〜」は来月16日まで上演していますクローバー