ラグビーと難病
今月25日に新潟で開催される第5回日本在宅医療連合学会の市民公開講座のお手伝いをさせていただきます。
大会長を務めている国立病院機構新潟病院の中島孝先生とは気がつけばもう10年以上のお付き合いになりました。
世界初のサイボーグ型ロボット〈HAL〉を開発したサイバーダインの山海嘉之先生と中島先生がALS患者さんと共同で実施していた研究事業がご縁に
市民公開講座のテーマは「ラグビーと難病〜地球を救うサスティナブルな強さ」です。一見、両者は対局にあるように思われますが
身体を鍛え上げ極限まで酷使するラガーマンは、肉体的な強さだけでなく強靭な精神力も求められてきますし
ラグビーの「ONE FOR ALL. ALL FOR ONE」の精神は多職種連携が鍵となる医療や介護にとっても必要不可欠なもの。
そして「選手全員に重要な役割があり全員が必要とされる」というラグビーのあり方は、地球人として生きる私達全員に当てはまると思います。
また身体の自由やコミュニケーションの手段を奪われ1度は絶望の淵に立ちながらも、生きることを諦めずに発信し続けるALS患者さん達は
難病であっても障害があってもひとりひとりに出来ることがあり存在価値があるということを証明してくれています。
ALS患者さんが持つ〈レジリエンス〉こそ地球を救う力であり、中島先生は希少難病医療は技術や科学のイノベーションを起こす研究の最前線とも表現しています。
第1部のゲストはラグビー元日本代表の大野均さん、第2部は分身ロボット「OriHime」の開発者の吉藤オリィさんなどが登壇します。
〈科学の進歩と人間の可能性〉と〈地球の未来のあるべき姿〉を語り合う市民公開講座はweb配信も予定してますのでぜひご参加ください
https://forms.office.com/r/HDiUprt4LB