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隠す時代ではない
毎週日曜あさ6時25分からオンエアのニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」
あすのゲストも俳優の山本学さん。がんの手術を受けた後に幻視を見るようになり朝田先生のクリニックを受診した山本さんですが検査の結果、軽度の認知症だということが分かりました。
診断される前よりも雰囲気が明るくなった山本さん。先日の誕生日で86歳になった山本さんは役者として現役でいられるのは88歳かなと思っていたそうですが
人間は死ぬ時は死ぬので年齢で区切らずに、1日1日を大切に生きるしかないとさっぱりした表情で語ってくれました。
認知症により怒りっぽくなるなど性格が変容することがあります。役者という仕事柄、母親が亡くなって悲しい時も
無理に仕事では笑わなければならなかったりと感情を制御してきた山本さんでも融通が効かなくなることがあるそう。
記憶についてはテストも出来ますし物忘れはメモを取るなどで対処できますが、認知症の人の心のあり方や感情のコントロールについてもっと重要視した方が良いと山本さんは指摘。
山本さんの代表作のひとつに医学界を舞台にした「白い巨塔」がありますが、当時はがんは不治の病で本人には病名を隠して治療をする時代でした。
ですが今ではがんも治る病気になりつつあり告知も当たり前に。周囲から認知症であることを公にして大丈夫かと言われるそうですが、山本さんは認知症も隠す時代ではもうないと感じているそう。
高齢者だからといって労らわれすぎると怒りたくもなります。草臥れたらちゃんと言うので腫れ物に触るように扱われるのは嫌だと山本さん。
一方で老いや病気を素直に受け入れていくことも大事とも。今の目標は「生き切ること」と話す山本さんのインタビューぜひお聴き下さい
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