母に語りかけながら。。。

みなさんは〈介護労働安定センター〉をご存知でしょうか？全国に支部があり介護を未来にわたって支えるため、働きやすい働きがいのある職場づくりをする組織です。

ここ数年、各地にある介護労働安定センターが主催する講演会に呼んでいただいていますが、今週は和歌山にお邪魔してきました

介護職だけでなく地域の方も沢山参加してくれていましたので、障害や認知症を受け入れどう家族が向き合うかや在宅での看取りに必要な〈覚悟〉や〈決断〉

またヤングケアラー含めた全てのケアラーが納得して自分で選択することや、〈介護その後〉をイメージして自分自身の人生も大切にして欲しいとメッセージさせていただきました。

介護は〈写鏡〉のようなもの。重度の障害を負い車椅子生活になった母を支えているつもりでしたが、いつのまにか私達家族は母の笑顔に支えられていました。

この世では母にもう逢うことは出来ませんが、講演をしている時は常に母の存在を身近に感じていますし、心の中でいつも母に語りかけています。

くも膜下出血で倒れ脳梗塞も併発し生死の境を彷徨う母のそばにただ居ることしか出来なかった18歳の私。少しは成長してるかな。。。

出来ないことではなく出来ることを数えて約30年。まだまだきっと出来ることがあるはず。お母さん見ててね