境を越えて自由に。。。
私が厚生労働省の記者をしている時に取材で出逢った難病ALSのみなさんとの付き合いはもう20年以上になりました。
NPO法人〈境を超えて〉理事長の岡部宏生さんには在宅医療カレッジにも登壇いただいたり、ALSとラグビーがコラボしたイベントなど様々な場面でご一緒しています。
お洒落でダンディな岡部さん。常にユーモアも忘れない素敵な方で、その岡部さんが語る言葉には沢山の気づきが詰まっています。
医療や介護の専門職が集う〈在宅医療カレッジ〉での岡部さんの「自分は在宅と介護を受けるプロ」という挨拶は、患者は決して受け身ではないということを気づかせてくれました。
コロナ禍でソーシャルディスタンスを取ることが求められ全ての人が移動を制限されましたが、人工呼吸器を付けて大型の車椅子を使っている岡部さん達は移動の際にずっと〈躊躇の壁〉を感じてきました。
そんな〈躊躇の壁〉を越えて行きたいところに行き、会いたい人に会わなければという強烈な思いを持っているのは他の人の何百倍も死ね可能性が高いから。。。
自由に移動して旅を楽しみ人々と空間を共にする意義は、人間が「生きている」感覚を持つ上で極めて重要でありリアルな体感が人の心を豊かにすることにあると岡部さんは語っています
前置きが長くなりましたがそんな岡部さんが、病気や障害のために痰を自分で出しづらい人の咳をアシストして、痰を出すのを補助したり痰が溜まるのを予防する機械「排痰補助装置」のオンライン勉強会を開催します。
患者さんの呼吸のタイミングに合わせた空気圧の調整などが必要となる「排痰補助装置」の使い方などを学べますので関心のある方ぜひご参加下さい
2月18日(土)14時からNPO法人〈境を越えて〉主催「もっと知りたい排痰補助装置(カフアシスト)の秘密」☞