まずは知ることから。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

まずは知ることから。。。

〈ヤングケアラー〉が注目された2022年。当事者の1人として発信を続ける中で今年新たにスタートさせたのが「必要とする若者に必要なタイミングで情報が届くように」


児童養護施設や里親家庭などから自立する若者に向けに作成された〈ゆでたまごガイドブック〉をもう1度広めようという活動ですひらめき電球



きっかけは〈ゆでたまごガイドブック〉を制作した自身も児童養護施設出身で現在は三鷹を拠点に子供から高齢者まで人と人を繋げ居場所を創る活動をしている阿部華奈絵さんとの出逢い。



「知らないって怖い」と自分の経験を語ってくれた華奈絵さん。本当は進学したいと考えていましたが経済的に難しく断念。さらに就職先の選択肢も限られていました。


「文句を言うことは贅沢だ」と当時は思っていたと華奈絵さんは話していました。必要な情報を手に入れたいと思っても施設以外の大人との繋がりもなく自力では限界があるのは明らか。。。



そんな自分の経験を生かしたいと自立に向けて知っておいて欲しい情報をまとめたのがガイドブックです。また必要な支援だけでなく人や社会と繋がる入口のひとつになればとの願いがガイドブックには込められています。



2022年はコロナの影響でイベントは全てオンラインでしたが年明け1月15日(日)14時から16時30分からまで三鷹市市民協働センターにてリアルで開催しますキラキラ音譜



ゲストは〈青少年の羅針盤〉と名付けられた一般社団法人「コンパスナビ」の高橋多佳子さん。コンパスナビは埼玉県内の児童養護施設や里親等のもとを巣立つ若者の就労支援、自立支援、住居支援などのアフターケアを行っています。



またコンパスナビは自立のために運転免許の取得が必要という当事者の声を受けて社会的養護を必要とする若者への運転免許取得助成制度を2015年に立ち上げました。



親を頼れない子供を社会で支える〈社会的養護〉の対象となる子供達が大学に進学した場合などには最長22歳までは引き続き施設などで暮らすことが可能となる措置延長はありますが



華奈絵さんのように進学を諦める人も少なくなく高校を卒業すると否応なしに自立を迫られます。厚生労働省はこの年齢制限を撤廃する法律改正を今年実施しましたが「18歳の壁」は今も若者の前に厳しい現実として立ちはだかっています。



住居費や生活費を自分の力で用意しなければならない彼らにとって運転免許証は運転資格だけでなく〈身分証明〉としての効力を強力に発揮し未来を具体的現実的にサポートしてくれるものになるのです。



社会的養護の対象となる子供は約4万人。そのうちの4分の3の子供が児童養護施設で暮らしています。自分達のせいではないのに自分の未来を自分で選べない理不尽な状況に置かれている若者のために私達大人に何が出来るのか一緒に考えてみませんかクローバー



まずは知ることからで構いませんビックリマーク華奈絵さんと高橋さんの話を1人でも多くの方に聴いていただければと思います。〈ゆでたまごガイドブック〉リアルイベントのお申し込みはこちらからお願いします☞


https://yudetamago20230115.peatix.com/