気軽に相談できたら。。。
きのうは埼玉県認知症グループホーム・小規模多機能協議会が主催する『ヤングケアラーを流行り言葉で終わらせないために私たちができること』で講演をさせていただきました
ヤングケアラー当事者、行政、社会福祉協議会、地域包括支援センター、介護職、教育関係、こども食堂、保護司など多種多様なみなさんが参加してくれました。
全国に先駆けてヤングケアラー含めたケアラーを支援する条例を制定している埼玉。埼玉出身の私としても
〈オール埼玉〉でぜひ中身のあるヤングケアラー支援体制を作りたいという思いを込めて話をさせていただきました。
まずは〈18歳未満〉としている年齢での線引きをしないこととヤングケアラーひとりひとりが抱えている課題は様々なので
思い込みを排除し当事者の声に耳を傾けて必要なタイミングで必要な支援をして欲しいとお願いしました。
病で倒れた母の代わりに家のことを長女の私がやるのが当たり前だと思っていました。きっと多くのヤングケアラーが私と同じように考えているはず。
〈納得して選択すること〉〈人生を肯定すること〉この2つはヤングケアラーだけでなく全てのケアラーにとって大切です。
人生に起きた全てのことに意味があり無駄ではないと私は感じていますし今があるのはヤングケアラーの経験があったから。
川越市の社会福祉協議会ではコミニティソーシャルワーカーを中心に縦割りを無くして地域の困り事に対応するべく活動を始めているとのこと。
ただし埼玉だけではなくまだ全国的に見てもヤングケアラーの相談はここにという決まった窓口がないのが現状です。
18歳未満の子供や子育て家庭のあらゆる相談に応じる総合相談窓口である〈子ども家庭支援センター〉が
それぞれの市区町村に設置されていますので新しいセンターを作る必要はなくぜひヤングケアラー支援の中心になるべきです。
子ども家庭支援センターが全てを背負う必要はなく地域包括支援センターのように地域の資源を把握し必要な人や場所を繋ぐハブの役割を期待しています。
参加してくれたヤングケアラー当事者はやはり進路ですごく悩んだそうで気軽に相談できる窓口があったら良かったと話してくれました。
電車の中で全国統一高校テストの結果を見ている学生を見かけました。こうしている間にも人生の選択を迫られているヤングケアラーが貴方のすぐ近くにいるかもしれません。
必要なタイミングで必要な支援や情報を届けられるように私に出来ることを全力で頑張ります