心通わせる瞬間 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

心通わせる瞬間

毎週日曜朝625分からオンエアのニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」



今週のゲストはお笑いコンビメイプル超合金の安藤なつさんでした。実はなつさんはお笑いよりも長い介護キャリアを持っていますひらめき電球



伯父さんが自宅を改造し障害者を対象にしたグループホームを運営していたそうでお母さんに連れられて小学生の頃から遊びに行っていたそう。



同世代の知的障害や自閉症の子供達とお祭りやキャンプに行ったり手を繋いで徒競走をしたりと一緒に青春時代を過ごし共に成長していったなつさん。



中学生になってからは週末はボランティアとして、そして高校時代も引き続きアルバイトで通っていたそうですが、食事、お風呂、就寝まで介護をしている感覚はなく一緒にいて楽しかったと話していました。



周りの人からは「何でやってるの」「大変じゃない」と言われたそうですが介護はきつくて大変というイメージが植え付けられる前に経験できたのと



言葉ではなくお互いに〈嬉しい〉が分かり合える瞬間があったり心通わせている感じが好きというのが今も介護を続けている理由です。



コミュニケーションが難しいと思っていた男性の家を訪問介護で訪ねた時のこと。なつさんがチラシで折鶴を作って置いて行ったら次の時に本人が折った大き目の折鶴に家族からの手紙が添えられていたそう。



またみんなと同じことをしなくても良いと考えていたなつさんは高校生の時から友達とコンビを組んでお笑いライブもやっていたとのこと。



そんななつさんは20歳の時にヘルパー2級の資格を取得。お笑いだけで食べていくのは大変で深夜の巡回介護を1日に15件から20件ほど担当し



朝帰って日中に仮眠をして夜はお笑いライブという2足の草鞋の生活を振り返ったら10年もしていました。



大きな転機になったM-1グランプリ決勝の前日も深夜訪問をしていたなつさん。この時30歳でお笑いを辞めるか頑張るかの瀬戸際だったそうです。



介護とお笑いの共通点を伺うと空気を読んだり相手の気持ちを汲み取ることが大切なところとなつさんは言っていました。




そしてこちらのKADOKAWAから出版された「弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門知っトク介護」



なつさんと介護暮らしジャーナリストの太田差惠子さんが会話形式で介護保険を始めとする制度の話や介護にまつわるお金の問題への具体的な対応策などを解説しています。



例えば誰のお金で介護するのか〈計画していない〉どんなお金がかかるのか〈知らない〉介護費用を軽減する制度を〈知らない〉の「3つのない」では上手くいかないとか。



夜中に1回でもオムツ交換に第三者が入れば睡眠時間の確保になりますし他人の手を借りることでお互いの時間が取れるので介護サービスや自治体の支援も色々あるので利用して欲しいとなつさん。



お笑いを続けながらすでにかつてのヘルパー1級に相当する実務者研修は受けていてこれからも介護の仕事も続けていくとのこと。



子供の頃から介護の現場に自然体で身を置いていたなつさん。〈心が通じ合う瞬間が喜び〉と語ってくれましたがきっとなつさんと出逢った利用者さん達も同じ想いを感じているのではと思いましたクローバー



毎週日曜あさ625分からオンエアのニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう〜」メイプル超合金の安藤なつさんのインタビュー聴き逃した方はこちらから☞


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