言葉の力を信じて。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

言葉の力を信じて。。。

8日金曜日の毎日新聞夕刊にヤングケアラーに関するインタビュー記事が掲載されましたメモ



病気、障害、貧困、介護など他人事だと思っている人がいるかもしれませんが私はたくさんの"まさか自分が。。。"という声を聴いてきました。



自分ひとりの力では負の連鎖から抜け出せずに声を上げられずにいる人、声を上げているのに見て見ぬふりをされさらに傷ついている人。。。



誰にも助けてもらえず孤独に陥った時に生まれる絶望。その絶望は他者や社会への憎しみを増幅させていきます。



18歳でヤングケアラーになった私も同級生が羨ましくて仕方がなかった。介護保険もないバリアフリーでもない親も頼れないお金もない、まさに"ないない尽くし"



障害者になった母の介護、弟妹の世話、経済的貧困など長女だった私が全てを背負わなければならず、現実があまりにも厳しくて1番泣いていたのは私でした。



それでも親や家庭環境を理由に"自分の人生を諦めたくない"という想いが私を奮い立たせてくれましたし弟と妹が居てくれたのでどんなことがあっても生き抜こうと心に決めました。



あれから30年。伝え手という天職を得て声なき声に耳を傾けてきました。当事者ひとりひとりの声は小さくとも大きな流れを作ることが出来ます。大切なのは声を上げても社会は変わらないと諦めてしまわないこと。



"もし自分だったら"という想像力をひとりひとりが持ち他者の痛みに寄り添うことが出来る「気づき」のきっかけを作るためにこれからも言葉の力を信じてコツコツ伝え続けていきますクローバー



インタビュー記事はこちらの毎日新聞の有料サイト「特集ワイド」から読むことが出来ます☞


https://mainichi.jp/articles/20220708/dde/012/010/005000c