幸せが苦しみを越える。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

幸せが苦しみを越える。。。

必要とする若者に必要なタイミングで情報が届くように」児童養護施設や里親家庭などから自立する若者に向けた"ゆでたまごガイドブック"企画第2星



ゲストはガイドブックの構成と漫画を担当し埼玉や千葉など4か所で施設を出た若者やシングルマザーを対象としたシェアハウスやフードバンクの活動をしている菊池まりかさん。



大学卒業後に児童養護施設に就職し住み込みで働いていた時に施設を出た後のアフターケアが不十分なために



様々な困難に直面する若者が沢山いることを知り"いつでもおいで"と声をかけられる居場所を作ることがまりかさんの目標に。



養護施設出身の若者支援が進んでいるカナダに行き権利を擁護するアドボカシーについても学び、帰国後に児童養護施設などで巣立った若者をサポートする「Masterpiece(マスターピース)」を設立。



"支援"という言葉は使わないというまりかさんの想いの原点はお母さん。手に障害があった母親を手伝うのは当たり前のことで特別なことではないという感覚が自然と身に付いたそう。



「彼らは悪くないのにどうして理不尽な目に遭わなければならないのか」仕事を辞めたり、経済的に困窮し大学を退学したり、望まない妊娠をしてしまったり、精神的に追い込まれてしまうなど



立派に施設を巣立ったのに何らかの壁にぶつかった時や失敗した時に人を頼ることが出来ないでいる若者を見てきたまりかさん。



親を頼れない彼らは"生きること"に必死にならざるを得ない状況で明日住むところがないという相談が実際にあるとまりかさん。住まいにこだわるのは人が生きるために最低限必要なものだから。



また"親の不在"により他者からは見えにくい生き辛さも。例えば「お母さんは何歳?」という何気ない問い掛けひとつに対しても親の年齢が分からないために咄嗟に嘘をついて



誤魔化さなければならない自分に自己嫌悪したり知らないと答えたら施設出身であることを話すことになるなどまさに自分のせいではないのに決して小さくない傷をその度に負うことに。



自身も施設出身で現在は三鷹を拠点に子供から高齢者まで人と人を繋げ居場所を創る活動をしているゆでたまご企画発起人の阿部華奈絵ちゃん。



[ホワイトボードのグラレコ(グラフィックレコーディング)は華奈絵ちゃん作キラキラ



彼女も親から虐待を受けて家を飛び出したのに親に心配をかけたらダメだよと言われたことがあり愕然とした経験があるそう。



"親を頼れない"子供がいることを知っていれば対応や掛ける言葉は自ずと変わってくるはず。そして知るためには当事者の声が絶対に必要です。



今回も"自分にも何か出来ないか"という想いを持つみなさんが東京だけでなく北海道、愛知、広島、山口など全国各地から参加してくれました。



「もし自分がシェアハウスをやるなら?」をテーマに後半はグループワーク。空き家を活用するや多世代が集まれるようにして顔の見える関係を普段から構築するや



信頼関係を作るツールとしてアバターを活用するやAI SOSを発見するというデジタル技術を活用するという斬新なアイディアも。



そして大切なのは当事者の希望や想いを知ること。アフターケアが足りないことに気づきまりかさんが行動を起こしたようにひとりひとりに出来る小さなことから始めてもらえたらと思いますクローバー



様々な問題を取材してきましたが当事者が声を挙げることは簡単ではありません。20年ほど前にがん医療のドラッグラグを取材していた時のこと。



まだ20代前半の女性で放送後の反響を考えてご両親を交えて仮名にするか相談していたところ別に悪いことをしているわけではないから実名で大丈夫ですと言ってもらったことがありました。



「味方になってくれる大人が自分には居なかった。だから自分が今度は味方になりたい」当事者である自分の声が貴重なものだと気づいたという華奈絵ちゃんの目標は"近所のおばちゃん"



"人との繋がりにより人は変わることができる"小中学校でいじめに遭い自己肯定感が低くかったというまりかさんも人に助けてもらい変われた経験が。



年末年始はまりかさんのユースサロンで過ごしたという華奈絵ちゃん。それまでは帰る場所がなく寂しいからわざと仕事を入れて忙しくしてたそう。



炬燵に入りみかんをみんなで食べる。そんな特別ではない何気ない時間が過ごせる安心できる居場所を提供しているまりかさんの次の目標は多世代で暮らせるファミリーホームを作ることひらめき電球



高齢者、難病、障害者支援などきっかけは違っても介護や福祉に携わっている仲間が導き出す答えが同じになるのは偶然ではなく必然です。



「母のように障害があっても出来ることをしながらお互いに支え合い当たり前の暮らしが送れる社会を作りたい」これはヤングケアラーの当事者になった18歳の私が思い描いた夢。



"幸せが苦しみを越えた"という華奈絵ちゃんの言葉にグッときました。30年以上の時を経て想いを同じくする人達と出逢えて私も幸せです。



きっと周りの人に私はとても強い人間だと思われているかもしれません。全くそんなことはなく人を頼ったり弱音を吐くのは今も苦手なだけ。。。



このままずっと独り身だったらまりかさんが作る多世代シェアハウスに入れてもらおうと思いますおーっ!まりっぺさんよろしくお願いしますあせる



最高傑作という意味の「Masterpiece」貴方は貴方でいい。ひとりひとりが最高な存在であり最高な貴方として生きられるようにという想いが込められています。活動の詳細は☞


 https://peraichi.com/landing_pages/view/masterpiecejp2017/


ゆでたまごガイドブック企画第3弾は94日に開催する予定ですのでぜひお友達を誘って参加していただけたら嬉しいですクローバー