あったら良いなを形に。。。
去年、ご縁があり訪問させていただいた手すりから避難器具まで独自ブランドの製品を開発製造するナカ工業さんの90周年記念式典のお手伝いをさせていただきました
ナカ工業さんは車椅子に乗ったままで避難できる「UDエスケープWith」という画期的な避難器具を開発していますが手すりを作り始めて半世紀という創業は1932年という伝統ある会社。
病院や介護施設をはじめ公共施設などのバリアフリーのトイレには必ず設置され当たり前に見かけるようになった手すり。
冬は冷たく夏は熱くなる金属製ではなく樹脂で覆った手すりを日本で初めて製品化したのが実はナカ工業さんです。
そんな使う人のことを考えた優しいモノ作りを心掛けるナカ工業が災害時に避難弱者を作らないために開発したのが車椅子のまま乗って避難できる降下型避難支援装置「UDエスケープWith」
私の母も車椅子でしたがもし自宅に1人で居る時に火災があったら自力では母は避難できず近所の人の善意を頼るしか術がありませんでした。
避難器具はそもそも建物の中にいる全員を避難させるためのものではなく階段が使えなかったり逃げ遅れた人が使用するもので
避難弱者を出さないために避難方法の選択肢を増やすことは大切であり「UDエスケープWith」は電力も必要ないので非常時の強い味方になるはず。
「UDエスケープWith」は車椅子用含めてまだ製品化されたばかりなので普及はこれからだということですが大型の避難装置なので
利用する人や暮らす人の状態に合わせて介護施設などの建設時にあらかじめ設置を検討してみてはいかがでしょうか
きょうの式典には12人の新入社員のみなさんも参加していましたが、使う人の立場になって"こんなものがあったら良いな"という製品をぜひ開発して欲しいなと思いました🍀
詳しくはこちらのナカ工業さんのホームページをご覧下さい☞https://www.naka-kogyo.co.jp/