家庭科でいいのか。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

家庭科でいいのか。。。

今月から新たにスタートするnote &音声配信番組「翔べ!ほっとエイジ〜人生100年時代の歩き方トーク」記念すべき1回目のテーマは「18歳成人」です。


コロナ禍にウクライナ侵略と世界的なニュースの影響であまり取り上げられないまま今月から改正民法が施行され成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。


ですがこの「18歳成人」は非常に大きな変化を18歳と19歳に及ぼすことになり消費者問題に携わってきた専門家はずっと警鐘を鳴らしていました。


そこで「翔べ!ほっとエイジ」では様々な専門家にお話を伺っていき18歳成人により何が変わるのかを紐解きます。最初のゲストはその名もズバリ「18歳」という短編映画を製作した映画監督の犬童一利さんです。



犬童さんとはご縁があり2016年に公開された石倉三郎さん主演の映画「つむぐもの」の試写会のお手伝いをさせていただきました映画今回は絶対にお話を伺いたいと思い声をかけたところ快諾してくれましたキラキラ


犬童さんが制作した映画「18歳」の主人公のユミはどちらかと言うと控えめで友達の後ろをついて歩くタイプ。同級生の誘いによりマルチ商法に巻き込まれそうになりますが果たして。。。というストーリー。


演じているのはリアル10代とのこと。他愛もない会話を繰り広げる女子高生の姿に私自身の高校時代が重なり本当に狭い世界しか見えていなかったなと痛感しました。


映画のテーマは「自由」と「責任」。18歳になったからといっていきなり大人になるわけではなく大人として扱われるようになるというだけ。。。


「私達大人になったじゃん」「大人って自由だよね。何したっていい」など短いながらも考えさせられるセリフが散りばめられています。


"大人になんてなりたくない"そんな風に若者に思って欲しくないという現場の先生達の声を反映させて実は主人公を変えたという犬童さん。そして映画を観た人が主体的に考えられるような終わり方にしたそうです。



自由の裏には責任が伴うなど物事は表裏一体。一面的ではなく丸い球体という感覚で物事を見られるようになることが大人に近づくことなのかなと犬童さん。



"出来れば大人にも観て欲しい"短編映画「18歳」は家庭科の授業で流す教材として作られましたが市民講座などでも活用してもらいたいと話していました。


また高校の家庭科では衣食住だけでなく子育て、介護、投資、男女参画、地域貢献など本当に幅広い問題を扱っていて


人生の必修科目のような内容になっています。そもそも「家庭科」という呼び方で良いのかと犬童さんは疑問も投げかけてくれました。


映画に込めた想いを伺うとともに犬童さんの18歳当時の思い出などもインタビュー。実は最近壁にぶつかって悩んでいたという本音トークも飛び出しました。


大人は思っているほど自由ではありません。。。若い頃は勢いで乗り越えられましたが歳を重ねると守るものが増えますしその分責任も重くなっていくもの。


そんなリアルな大人の"今"も語ってくれた映画監督犬童一利さんのインタビュー(上)は以下の無料音声配信サービスから聴けますキラキラ

●「stand.fm」
●「Podcast」

●「Spotify」

そして犬童一利監督の映画「18歳」は教育図書の以下のオンデマンドから有料になりますが観ることが出来ます☞