新しい時代を切り開く | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

新しい時代を切り開く

毎週日曜あさ6時25分から6時55分までオンエアのニッポン放送「ひだまりハウス〜うつ病と認知症について語ろう」



今週のゲストはNPO「Link・マネジメント」代表理事で株式会社IDOの代表を務める井戸和宏さんです。



認知症ケアの実践者が研修を受けた後に繋がりがなくなってしまうのはもったいないと考えた井戸さんは



介護指導者が繋がり学び合える機会や場所を作りたいと「Link・マネジメント」を立ち上げましたが活動は始めは手弁当だったそうです。



母親が地域活動をやっていた影響もあり福祉の道に自然と進むことを決めた井戸さんは児童養護施設で働く予定で内定ももらっていました。



当時はまだ措置の時代だった介護施設で長い廊下に1列に並ばされた高齢者の姿やトイレに行きたいと叫ぶ人の前を素通りする職員を見て



驚くと同時に人生の最終章が淋しくて辛いと感じさせる介護の在り方に疑問を持ち介護の現場に飛び込むことに。



NPOの名前に"マネジメント"という言葉を使うのは躊躇したそうですが「人が動いていく」という意味があり



もうひとつの道を照らす松明という意味の"Link"と合わせてみんなで新しい時代を切り拓いくという思いを込めました。



コロナ禍で人との関わりを断ち切って隔離するというケアとは真逆をやらなければならず心を殺しながら介護している現状があると井戸さん。



井戸さん達は横浜のクルーズ船で感染が確認された時に早めにオンラインで繋がろうと動き出しますが、元々介護現場ではITリテラシーが遅れていて活用してくれない所があったそう。



そんな中でzoomアカウント設定のサポートなどオンライン開設の支援を無料で行い認知症カフェの半数をオンラインで復活させます。



今まで認知症カフェに参加しなかった人が参加したり親子で参加するなどオンラインならではの良い変化もあったそうです。



認知症になっても安心して暮らせる街づくりに取り組む"さがみはら認知症サポーターネットワーク"の理事長でもある井戸さんはお互い様という繋がりを大切にしたいと話します。


"さがサポ"を立ち上げるきっかけは認知症と診断され飲みに誘ってくれる人が居なくなったという人に"じゃあ飲みましょう!"と声をかけたことだったそう。



「辞めさせたくない社員が辞めない組織」という本も出版している井戸さんが代表を務めるIDOでは介護人材の育成に関する様々な戦略や戦術を提案しています。IDOの事業はこちらから☞

https://ido294.com/consultant/


人材育成のポイントはラポール(信頼関係)の形成で実は介護現場でのノウハウは他の業界でも活かすことが出来ると話す井戸さんのインタビューぜひお聴きいただければと思いますクローバー