弟と妹がいたから。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

弟と妹がいたから。。。

先日もお知らせしましたが今週日曜14時からヤングケアラーをテーマにした講演をオンラインで開催しますひらめき電球



国もヤングケアラー支援の対策を打ち出していますし今度の診療報酬改定でもヤングケアラーに気づき相談窓口に繋ぐなどした場合に加算がつくように。



これまでも18歳からの母の介護の体験をお話してきましたが私よりも幼くしてケアラーになった弟と妹について改めて思いを馳せています。



まだ中学3年で15歳だった弟と小学6年で12歳だった妹。急に長期の入院を余儀なくされた母、満足に母親代わりも出来ない姉、家のことは何も出来ない父。。。



そんな状況の中で高校受験に臨んだ弟は経済的に苦しくなり公立にしか行けないというプレッシャーを跳ね除け無事合格。



母が生死の境を彷徨っていた数週間は1人でいるのが不安で私達は6畳しかない狭い台所で一緒に眠れぬ夜を過ごしました。



いつ急変するか分からず病院に泊まり込んでいた父と交代するために毎朝6時前には家を出ていた私。



何故なら父がお弁当の配達を生業にしていたので朝4時半には仕事に行かなければならなかったから。



自転車も漕げないほどの大雪が降っていたある日の朝。雪に足を取られながら歩く私を呼ぶ声がして振り向くと妹が追いかけてきました。



まさか母の容態が悪化したのかと思ったら「忘れ物だよ!」と私が朝ごはんにしていたヨーグルトを手に持っていました。



それから10年。本当に大変なことが沢山ありましたがきょうだい力を合わせて乗り越えてきました。泣いてばかりいた姉を2人が支えてくれました。私が頑張れたのは弟と妹がいたからです。


現在進行形のヤングケアラーのみなさんが人生に起きていることを前向きに受け止め自分に生まれたことを肯定できるようにと願いを込めてお話をさせていただきますクローバー


お手伝いしているNPO法人ヒューマンシップコミュニティが主催するzoomによるオンライン講演は今週20()14時から16時まで。参加費は無料です。



ヤングケアラーについて知りたいという方や身近にもしかしたらヤングケアラーかもという若者がいる方ぜひご参加いただけたらと思います。



こちらのFacebookのページから講演を聴けますのでご利用ください☞


https://www.facebook.com/events/900945243901692