幻のミュージカル再演♪ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

幻のミュージカル再演♪

1992年にケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンの主演で大ヒットした映画を舞台化した「ボディーガード」を観劇音譜


2020年春の日本人キャスト版の初演は新型コロナ禍の影響を受けて幕が開いたと思ったらわずか5公演で中止に。



待望の再演となる今回はヒロインのレイチェル・マロン役は初演に続いて元宝塚トップスターの柚希礼音さんと新妻聖子さんの2人にMay J.さんが加わってのトリプルキャスト。



私が観た回のレイチェルは新妻さんでしたが劇中のステージシーンではカッコ良いアンサンブルを従えてパワフルな歌声を聴かせてくれました。



"誰もが知っているホイットニーの名曲をどうやって芝居の台詞に落とし込んでいくか"とインタビューで話していた新妻さん。



グラミー賞を受賞した「I Will Always Love You」などの楽曲の強さに引きずられずにレイチェルという1人の女性の心情を丁寧に紡いで歌い上げていました。



正体不明のストーカーに命を狙われながらも

トップスターとして舞台に毅然として立ち続けるレイチェル。



誰よりも大切に思っている1人息子の母親でもありますが、母親や女性である前に歌手として生きることが彼女の使命。



そんなレイチェルを命を賭けてまもるボディーガードのフランク・ファーマーを演じるのは大谷亮平さん。



大谷さんは初舞台とのことですが本当にナチュラルで自然体(同じ意味は重々承知!?)で力みのない演技で良かったキラキラ

 


彫りの深い端正な顔立ちで立ち姿も麗しい大谷さん。舞台だからと大袈裟に演じてしまったらチグハグになってしまったかもしれませんが良い塩梅でしたひらめき電球



スーパースターの前で音痴な歌を披露する場面は演技のようですがカーテンコールで登場し照れ臭そうにステップを踏む大谷さん。ボディーガードだから踊れる必要はなしビックリマーク



レイチェルの息子を相棒と呼んで信頼関係を築いていくフランクの様子からも不器用だけれども心優しい人間であることが伝わってきました。



またレイチェルの姉ニッキー・マロン役を演じるのはAKANE LIVさん。フランクを間に三角関係になるのかなと思わせるシーンもありましたが



レイチェルとフランクはあれはてなマークと思うくらいすんなり結ばれてしまい、スポットライトを浴びる妹への複雑な心境を繊細に演じていて印象的でした。


今回は残念ながら柚希礼音さんを見逃してしまったので再々演の時は必ず足を運びたいと思いますクローバー



ミュージカル「ボディーガード」は東京国際フォーラムにて今月19日まで上演しています星