希望のエピソードを | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

希望のエピソードを

毎週日曜あさ6時25分からオンエア

〜うつ病と認知症について語ろう〜

ニッポン放送「ひだまりハウス」ヒマワリ



「親のパンツに名前を書くとき」など介護を

テーマにした作品を描いている漫画家の

北川なつさんに今週はお話を伺いました。



なんだか他人とは思えない顔立ちの!?

なつさんは私と同じ歳で1995年に漫画家

デビューしますが連載は鳴かず飛ばず。。。



元々興味があり入学したセラピードッグの

トレーナーを養成する専門学校の実習で



介護施設に行ったことがきっかけとなり

トレーナーではなく介護の道に進みます。



20代から30代は特別養護老人ホームや

グループホームで働きケアマネジャーと

介護福祉士の資格も取得したなつさん。



自分の体験を描こうとは思っておらず

正直、漫画家の道は諦めていたそうです。



ただ振り返ると近所の高齢者に混じって

ゲートボールをする少年だったという

なつさんと介護との出逢いは必然でした。



当時は認知症に対するイメージが今より

悪かったのと介護を取り上げた漫画なども



少なくあったとしても辛い面ばかりが

強調されていて確かに綺麗事ばかりでは



ありませんが笑顔になれる瞬間が介護の

現場にもあることを知ってもらいたいと

なつさんは再び漫画を描き始めることに。



「親のパンツに名前を書くとき」も
ご自身の母親との体験談を描いた漫画。


介護職の立場だったなつさんははじめは
ショートステイを利用する時の下着に
家族はどうして名前を書かないのかと


思ってしまっていたそうですが離れて
暮らすお母様が晩年になり双極性障害で


一時入院した時に介護をする家族の複雑な
気持ちが分かったと正直に話していました。


また母が脳外科の病棟に入院していた時に
他の患者さんの経鼻経管栄養のチューブの


交換を何度も間近で見たことがありますが
普段は反応がない方も苦しそうな表情に。


なつさんはその気持ちを知るために
自ら鼻にチューブを入れてみたことも。


そんななつさんの漫画もすぐに出版とは
いかず売れないよと言われたそうですが


番組でも紹介したことがある岡野雄一さんの
「ペコロスの母」が風向きを変えました。


現在進行形で悩みながら介護している人に
生きた情報を漫画で残したいとなつさん。


心掛けているのは目の前に見えている
ものだけではなくその人がどういう人生を
歩んできたのかを描くようにすることや


絶対に綺麗事ではまとめないことそして
必ず希望となるエピソードを入れることクローバー


認知症当事者の丹野智文さんなどの話を
もとにしてまとめた小冊子がこちらです☞


「認知症のことで知って欲しい5つのこと」
こちらは個人で販売しているとのことメモ


なつさんがこれまでに描いた作品などは
公式ページをご覧いただければと思います音譜



ニッポン放送「ひだまりハウス」
漫画家北川なつさんのインタビューは
こちらから聴けますのでご利用くださいひらめき電球