基本に立ち返る | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

基本に立ち返る

「介護付きホーム研究サミット2021」

お笑い芸人オラキオさんのおかげで

明るい雰囲気で開催することが出来ましたにひひ



オラキオさんが2人!?と思いきやお1人は

優秀賞に選ばれた介護施設のホーム長です音譜



会場となったのは廃校をイノベーションした

アーツ千代田3331でなんだか懐かしい感じひらめき電球



グランプリに選ばれたのは多職種連携により

「薬を減らして食事を増やそう」をテーマに

取り組んだアライブ世田谷代田のみなさん星



たくさんの薬が処方され高齢者の状態を

悪くしているポリファーマシーは全ての

施設で早く解消されなければならない問題。



深刻な"薬害"であることをまずは薬を

処方している主治医が自覚すべきであり



身近で見守る看護師や介護職はおかしいと

思ったらおかしいと声を上げて欲しい。



アライブ世田谷代田は在宅に特化した

訪問薬局の薬剤師と管理栄養士と連携し



減薬だけでなく栄養サポートチームを

結成して主治医に食事制限の見直しも



提案しポリファーマシーの解消と共に

栄養状態の改善も達成した事例でした。



薬は平均7.46剤から4.75剤にまで減り

体重が増加するだけでなく在宅酸素が



要らなくなり看取りを覚悟していた方が

回復するというケースも報告されました。



病院でのがん患者への栄養サポートチーム

NSTは前から知られていますが在宅での

活躍ももっと広がって欲しいと思います。



残念ながら病院で患者を診ている医師は

病気は治療しますが栄養管理に関して

正しい介入が出来ていないのが現実です。



全ての治療の基本と言われる栄養管理。



治療だけでなく食事は生命の源であり

暮らしを支えるプロの介護職が他職種と

連携して力を発揮できるケアのひとつひらめき電球



準グランプリは「災い転じて福と成す」

介護現場での事故削減に取り組んだ

メディカルリハビリホームくらら箕面小野原



セーフティケア委員会を設置して事故が

発生した後にきちんと検証し再発防止対策を

取っているのに事故がなかなか減らず。。。



そこで事故の後に対応するのではなくて

こうすれば事故は起きないかもという仮説を

立て発生リスクを先に摘み取る方法に変更。



また理学療法士や作業療法士が使用する

転倒防止のために立つ動作を評価する



測定法を参考に独自の事故予防アラートを

作成して1人1人の介助方法の根拠を多職種で



評価し情報を共有することで職員による

ケアのばらつきや不注意による事故を

減らすことに繋げられたという事例でした。



そしてこの事故予防アラートの導入により

ADLを正確に把握でき歩行が可能なことに

気づくなどQOLの向上も図れたそうです。



さらに事故の発生頻度ではなくダメージの

大きさで優先順位を付けて予防策を検討し



ゼロリスクを目指すのではなく生活には

リスクはあることを前提にその人らしさを



大事にするアセスメントをしようという

事故と向き合う意識も変化したとのこと。



昨年から続くコロナ禍の中で様々な制限を

強いられている環境だからこそ改めて



入居者のみなさんとスタッフが向き合う

時間になったという施設もありケアの基本に

立ち返る機会に事例研究がなっていました。



今年は感染対策を取り各ホームから代表の

方のみの参加でしたが来年はリアルで

みなさんにお会いできたらと思いますニコニコ音譜




こちらから事例を見られますのでぜひ☞


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