コンディショニング | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

コンディショニング

去年は予定していた講演やイベントは

ほとんどキャンセルになりましたが



少しずつ医療介護に関するイベントが

オンラインですが戻りつつありますひらめき電球



ただやはり完全なリアル開催までには

至っていないので年内は経済的に厳しい

状況が続きますがなんとか乗り切りたいショック!あせる



さて都内で開催された「脳腸相関」に関する

シンポジウムのお手伝いをしてきました。



"第2の脳"とも呼ばれる腸は常に脳と

自律神経などを介して情報を交換して



お互いに影響を与えていてその関係が

"脳腸相関"として知られていますが改めて



善玉菌や悪玉菌などの腸内フローラと

言われる腸内細菌を整えるために何気なく



口にしている食べ物が脳と腸の状態に

深く影響していることが分かりました。



ストレスを感じてお腹が痛くなる経験を

1度はしたことがあるのではないでしょうか。



腸内にある約100兆個の細菌がバランスを

保っている様子が植物が群れをなしている



様子に似ていることから"腸内フローラ"と

呼ばれますがストレスで悪玉菌が増えると



腸内環境が不安定になりリラックスすると

バランスが整い腸の働きが良くなると

脳が感じる不安も抑制されるということに。



腸内フローラを整える菌として乳酸菌や

ビフィズス菌などが知られていますが



乳児の腸内から発見されたビフィズス菌は

糖を分解し乳酸だけでなく酢酸を作ります。



加齢と共に減少するビフィズス菌ですが

他にもストレス、運動不足、食べ物など



様々な原因でも減ってしまうので

継続して摂取する習慣が大切だそう。



また酢酸がポイントで抗炎症作用など

腸内で様々な働きをしますが経口摂取では



大腸には届かないためビフィズス菌の

形で取り入れる必要があるのが分かります。



シンポジウムでは脳腸相関と認知機能の

関係を考えるものでしたが認知症の人と



認知症ではない人の腸内細菌を調査した

海外の研究では細菌構成に違いがあること

認知症の人は多様性が低いことも判明。



神経系の経路以外にも免疫系、内分泌系

代謝産物の経路も想定される"脳腸相関"



現在、認知症は治すことが出来ませんが

軽度認知障害(MCI)の場合は改善する



人もいますので高血圧や肥満や糖尿病など

認知症に繋がる生活習慣のひとつ食事を

見直すことは脳と腸の関係を整えることに。



脳腸相関に関しては世界中で様々な研究が

進められていて新しい発見が期待されますひらめき電球



脳腸相関の他に最近よく聴くようになった

「未病」という概念についても解説メモ



自覚があるのに検査は大丈夫だったり

自覚はないのに検査では引っかかる。。。



きっと心当たりのある人は多いのではショック!あせる



病気か健康かという二択ではなく病気には

なっていないけど健康ではない状態のこと。



認知機能の低下はあるけれど日常生活には

支障がないのはまさに"未病"と言えます。



身体に良い食事だけでなく適度な運動や

何より孤立しないための社会参加が大事クローバー



「脳腸相関」も「未病」もまずは自分の

身体や心の状態を正しく把握することが

肝心で気づきを行動変容に繋げましょうひらめき電球



病気になってから治療するのではなく

その前の未病の段階で体調を整えていく

"コンディショニング"を心掛けたいですニコニコ