最後のパラリンピック
準々決勝進出を決めている車いすバスケ
日本代表はきのうはトルコと対戦しました。
お互いメダル獲得に向け負けられない一戦
日本代表最年長でアテネから5大会出場の
ベテラン藤本玲央選手がリバウンドを
ねじ込んで良い流れから試合はスタート
ですが前半はなかなか得点を入れられず
パスミスもあったり2-8となった場面で
日本代表はタイムアウトで立て直しを図り
香西宏昭選手の3ポイントシュートや
藤本選手が連続でシュートを決めるなど
24-21とリードを広げますが前半終盤で
トルコに連続得点を許し27-28で後半へ。
この試合では藤本選手が大活躍でチームを
牽引しベテランの存在感を遺憾なく発揮
3ポイントシュートを含む7得点を挙げます。
また身長190センチで車椅子に座った状態で
手を伸ばすと220センチになる体格を生かし
秋田啓選手が着実にシュートを決めます。
バイク事故で左足を切断した秋田選手は
代表デビューは2017年でリオパラはまだ
別世界だったそうですが日本の強さを
引き上げたと言われメダル獲得のキーマン。
最終クォーターは日本が連続でシュートを
決めてリードを広げる中で鳥海選手から
香西選手へのラインが4回連続で決まり
着実に得点を重ねた日本が67-55で勝利
鳥海選手はテレビを通し応援してくれている
人の存在が力になっていると言ってました。
メダル獲得という結果を出すことを目標に
やってきて自分もチームも成長できたし
4勝1敗で準々決勝を決めた予選リーグは
目標を掴み取る自信になったと鳥海選手。
最後のパラリンピックの覚悟で臨んでいる
19歳から代表入りしている森本玲央選手。
キャプテン、日本のエースとして出場した
リオの悔しさを胸にゼロからのスタート。
実はリオ前から右肘に激痛を抱えていて
リオ後に手術して藤本選手は復帰しますが
若手が生き生きと活躍する姿に自分の
定位置はないと危機感を持ったとのこと。
自分について来いではなく自分が若手に
必死に追いつかなければと思うと同時に
高いレベルでプレーする次世代と一緒なら
メダルが取れるという確信に繋がります
トルコ戦のあとメダル争いに食い込める
チームに日本はなっているので予選は
通過点でありフィニッシュするまで
成長は止めないと力強く話していました。
車いすバスケ準々決勝は明日からスタート