歴史を変える!
〜東京パラリンピック2020レポート16〜
炎天下の青海アーバンスポーツパーク
本当に暑くて高田監督もこんな暑い中での
3連戦はちょっとありえないと言いながらも
ルールで決められているしはじめから
分かっていたのでリカバリー、アイシング
マッサージ、食事、睡眠と全てきちんと
計算し管理してきたと自信を見せます。
きのうのフランス戦に4-0で勝利して
最高のスタートを切った5人制サッカー
日本代表はパラリンピック4連覇中の
王者ブラジルときょうは対戦しました
やはり異次元の強さと言われるブラジルが
序盤からボールを支配し日本は防戦一方に。
ただゴールキーパーの佐藤大介選手の
ナイスセーブや守備を強化してきた成果も
出て苦しいながらも前半は攻撃を凌いで
ブラジル相手に失点1で折り返しました。
日本チームは守備を強化するために
選手4人がダイヤモンド型の守備形態を
常に取れるように身体をゴム紐で結んで
選手との距離を保つ練習や声を武器に
ポジションを確認するトレーニングを
重ねてきましたが本番で生かせてました
しかし後半はボールが足に吸い付くような
ドリブルからのシュートやゴールマウス
左隅に飛び込むシュートなど日本は3失点。
自分たちのサッカーが出来ずにブラジルに
4-0で敗れパラ2試合目は悔しい結果に。
"準備はしっかりしてきたがブラジルへの
リスペクトが強すぎて重い守備になった"
と試合後のインタビューで高田監督。
何処が悪かったのかは選手達自身が
分かっていてボロ負けだったけれども
あすの中国戦に繋がる場面もあったそう。
準備をしてきた選手とただ頑張るのとは
違うとパラの大舞台で勝つために5年間
やってきたことに絶対の自信がある監督。
きょうの負けのダメージはなくあすは
勝てば良いだけチャレンジャーだからと。
高田監督が未来の10番を背負う逸材と
期待する17歳の園部優月選手もきょうは
足が追いつかなかったと反省しつつも
あすはきょうよりも長く走って相手を止め
枠内にシュートを決めるだけときっぱり。
中国戦の翌日が18歳の誕生日の園部選手
バースデーゴールを自ら決めるか注目です
ずっと中国が壁になり上のステージに
行けませんでしたがあすは歴史を変える
瞬間になると力強く明言した高田監督が
率いる日本代表は準決勝進出をかけ明日
勝ち点3で並んでいる中国と対戦します