素晴らしい心 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

素晴らしい心

〜東京パラリンピック2020レポート14〜



息詰まる熱戦を繰り広げた車いすラグビー

きょう行われた3位決定戦で日本代表は

再びオーストラリアを破り銅メダル獲得。



"金メダルを取る"ただそれだけを目指し

この5年間を駆け抜けてきた日本代表ですが



その夢が破れ悔しい気持ちを切り替えて

臨んだきょうのオーストラリアとの試合。



ハイポインターもローポインターも全員で

悪夢を振り切るかのように果敢に攻め続け

本来の日本らしいスタイルを貫きました。



第1ピリオドから最終ピリオドまで日本が

リードしたままで試合は展開していきます。



オーストラリアのライリー・バッド選手も

何度も何度も池選手と激しくぶつかり合い



車いすごと吹っ飛ぶのがお約束のように

1番激しいコンタクトプレーを見せます。



日本のエース池崎選手も相手のミスからの

トライ含めて日本の得点を重ねていきます。



負けられないのはオーストラリアも同じで

痛いほど伝わってくる意地と意地との勝負。



日本の車いすラグビーを愛しここまで強い

チームに育ててきたケビン・オアーさん。



足と腕に重い障害がある選手達が非常に

ハイレベルなプレーが出来るまでになる。



車いすラグビーは人を変えるスポーツで

絶望の淵にいた人が希望を持てるとも。



ケビンのことがみんな大好きだと池選手。

パリまで指導することが決まっているそう。



そして迎えた試合終了の合図のあとは。。。



きのうの悔し涙とはきっと違う涙のはず。



メンバー全員の情熱がものすごく大きくて

素晴らしい心を持った12人が集まっていて



この仲間と一緒に過ごしてきたプロセスが

結果よりもとても大切なことと池選手。



長年チームを引っ張ってきたベテランの

島川慎一選手は今大会は集大成かという



記者からの質問に対して1週間だけは

ラグビーのことを考えずにちょっとだけ



休むけど引退はする気はさらさらないし

今が成長期なんでと戯けてみせましたニコニコ



最高のメンバーで先のJAPANも見たいと

語る島川選手はまだまだやる気充分ですアップ



悔し涙をきのう沢山流したのできょうは

涙はないと明るい表情を見せた池崎選手。



コミュニケーションを皆で取りながら

走り負けないという気持ちで闘ったそう。



次世代を引き継ぐ若手には先輩のプレーや

悔しさを忘れずに超えてこいとアドバイス。



最後の1日を楽しもうを合言葉にマークも

タックルもアグレッシブにやれたと池選手。



世界も強くなったけれど日本も強くなり

負けたつもりはないと言い切りました。



自分達がやってきたことは間違ってないと

確信する池キャプテンは東京で金メダルを



取れなかった悔しさをバネにしすでに

次の舞台への原動力に変えていました。



地元のコーチに怒られるかもしれないが

今自分にとって1番輝いている銅メダルを

持って帰りますと笑顔を見せた池選手。



金メダルを取れなかったのは悔しいですが

その悔しさは必ず成長の源になるはず。



もうパリを目指して始動するようですが

酷使した身体をゆっくり休めて欲しい。



熱い闘いに心を動かされっぱなしの5日間

夢と希望と感動をありがとうございましたクローバー