弱かっただけ。。。
〜東京パラリンピック2020レポート11〜
この5年間、パラリンピックでの金メダルを
目指して全てを捧げてきた車いすラグビー
日本代表は決勝進出をかけイギリスと対戦。
池キャプテンの先制で良い流れになるかと
思いきやパスミスがあったりスピードも
きのうより落ちている印象を受けました。
イギリスの手堅いディフェンスを前に
日本チームが力技でねじ込む場面も度々。
流れを引き寄せるために4人の組み合わせを
巧みに変えていきますがなかなか機能せず。
手強かったのはイギリスのローポインターの
動きがとても素早くてディフェンスから
攻撃まであらゆる場面で活躍していたから。
池選手から池崎選手などへのパスも通らず
ピリオドを重ねるごとに点差が開いていき
第3ピリオドが終わった時点で9点の差が。
最後まで諦めずに残り1秒で池崎選手が
トライを決めますが49-55で準決勝敗退。
色々な人が支えてくれ困難を乗り越えて
作ってもらった輝ける舞台で活躍して
勇気や元気を伝えたかったと池崎選手。
"自分達が弱かっただけ"と人目を憚らずに
悔し涙を流し全勝で迎えた準決勝に対して
緊張感や味わったことのない思いがあり
自分らしいプレーが出来なかったと。。。
池選手は往生際が悪いけれど負けたとは
思ってないし悪夢だと思いたいと語り
まだ気持ちが切り替えられていないとも。
積み上げてきたことやチーム力は相手に
負けていないと自分の中では思っている。
もう1度全員でしっかり話をして目を見て
何のためにやっているのか再確認して
前を向いて進みたいと締めくくりました。
コロナ禍の中で試合が出来ないまま迎えた
パラリピックですがどの国も条件は同じ。
あすの3位決定戦は気持ちを立て直して
1度対戦しているオーストラリアを再び
やぶって銅メダルをぜひ獲得して欲しい。