音の騙し合い☆ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

音の騙し合い☆

〜東京パラリンピック2020レポート⑦〜



幕張メッセで開催されている競技は

シッティングバレー、ゴールボール

テコンドー、車いすフェンシングの4つひらめき電球



きのうはそのうちの"音の騙し合い"

呼ばれるゴールボールを取材しましたメモ



ロンドンで女子日本代表は金メダルを

獲得していますがリオは悔しい5位で

東京ではもちろん金を目指しています。



1次リーグ初戦でトルコに敗れた日本は

ブラジル相手に前半は3-0で折返しましたが

後半に点を取られて4-4の引き分けでした。



視覚障害者の為に考案されたこの競技は

公平に闘うために視力の状況に関わらず

アイシェードというゴーグルを装着し



1チーム3人でゴールの大きさは違いますが

サッカーと同じように相手のゴールに向け

ボールを転がし合いポイントを競います。



視覚障害を持つ人が取り組む競技に

共通しているのは目が見えないからこそ



仲間との信頼関係とどうしたら的確に

相手に"伝わるか"を考えて言葉にする 

コミュニケーションを大事にしている事クローバー



チームの要ベテランの浦田理恵選手も

投げる選手が迷わないような声かけを

常に心掛けていると話していました。



試合中は観客は声を出すのは厳禁禁止

何故ならボールの中には鈴が入っていて

音だけを頼りにボールをセーブするから。



ボールはバスケと同じぐらいの重さで

選手は全身を使ってキャッチしますが

ぶつかった時の音はズシリと響きます。



試合中はアドレナリンが出ているので

痛みはあまり感じないと言ってましたが



試合後に見ると実はあざだらけだったり

衝撃で肋骨が折れることもあるそうあせる



速攻や場所を移動して投げたりフェイクの

音を出したり様々な工夫をしてボールの



存在を消して相手にコースを読ませずに

ディフェンスの隙を如何についていくか

まさに"音の騙し合い"である由縁ですひらめき電球



攻撃力は世界に通用すると監督が期待する

萩原紀佳選手は練習では男子のボールを



受けるなどディフェンスを鍛えてきたのに 

勝てる試合で負けたのは悔しいと話します。



北京パラリンピックから4大会目の出場で

日本選手団の副主将を務める浦田選手は



日本に流れが来ていたのに勝てなかった 

悔しさを滲ませながら2試合で失点した

ミスを修正して次に繋げたいとのこと。



1次リーグは残り2試合できょう午後は

リオ銅メダルのアメリカと対戦します。



再びメダルを獲得できるか負けられない

闘いが続くゴールボール女子に注目ですビックリマーク