お母さん的な⁉︎

〜東京パラリンピック2020レポート④〜

2008年の北京パラリンピックの数年前から

密着取材したパラ競泳の成田真由美選手。

初出場は1996年のアトランタ大会で

今回で6大会目となる成田選手が獲得した

金メダルは15個で日本人選手の中で最多

自分の姿を次の世代が見て何かを学んで

くれればと言っていた成田選手が開会式で

聖火リレーの1組目に登場し最終ランナーが

上地結衣さん達だったのもとても感慨深い。

パラ陸上の伊藤智也選手と同じように

北京の時のクラス分けでクラスがひとつ

軽いクラスになりかなり厳しい闘いだと

分かっていながら挑戦し続ける成田選手は

きょうは100m自由形と混合リレーに出場。

100mは早朝ラジオのため会場には

間に合いませんでしたがテレビで中継を

してくれていたのでしっかりチェック

100mは本当に良い泳ぎをしていて

1分29秒48で全体の9位という結果で

決勝には進むことができませんでした

"たられば"は禁物ですが前のクラスS4の

選手が今回出したパラリンピック記録が

1分35秒27で成田選手がもし出ていたら

金メダルだったなと思ってしまいますし

今のクラスの1位とは10秒近く差があり

そう簡単に縮められるタイムではないと

本人が言い訳をしないので私が代わりに

混合リレーのアンカーを務めた成田選手。

メンバーの由井真諸里選手は18歳で24日に

誕生日を迎えたばかりの日向楓選手は16歳。

パラ競泳で代表に選ばれた27人中21人が

初出場というフレッシュなメンバーで

若手の「お母さん的な存在」と成田選手

結果は8位のトルコとわずか0.09秒差で

混合リレーも決勝進出は叶いませんでした。

29日100m平泳ぎと30日50m背泳ぎに

出場予定で目に焼き付けたいと思います

100m自由形で鈴木孝幸選手金メダル🥇

400m自由形で富田宇宙選手が銀メダル🥈

メダルラッシュが期待されるパラ競泳

あしたはリレーにも出た日向楓選手が

50mバタフライに登場しますが全身を

イルカのようにしならせながら泳ぐ姿は

本当に美しく注目して欲しいと本人も。

またこれまであと1歩のところで出場を

逃してきた石浦智美選手が4度目の正直で

33歳で悲願のパラ出場を叶え50m自由形で

金メダル獲得と世界記録更新を目指します

視覚障害を持つ石浦選手はそもそも目が

見えないので他の選手を意識することはなく

見えないからこそ"自分との闘い"とのこと

あしたはちょっと足を伸ばして幕張で

ゴールボールとシッティングバレーを

取材してこようかなと思っています